今回の温泉は2011年に訪れた大分県竹田市の「七里田温泉 下ん湯(したんゆ)」です。
「七里田温泉」は大分県別府市から車で1時間ぐらいの、のどかな田園風景が広がる場所にあります。
「七里田温泉」には「木乃葉の湯」と「下ん湯」の2つの異なる泉質の温泉があり、ラムネ温泉として有名なのは「下ん湯」です。
「七里田温泉館」という建物があり、中に入ると券売機があるので入浴券を購入し、係りの方に渡し、「下ん湯」のカギを受け取ります。
入浴料:大人500円 子供(中学生以下)300円 3歳未満は無料
※カギの保証金としてプラス1000円が必要。カギの返却時に返ってきます。
営業時間:9時~21時
定休日:毎月第2火曜日
入浴時間は一時間までで、混雑時には待たなければなりません。
外で待つことも出来ますし、「七里田温泉館」で待つことも出来ます。
「下ん湯」は「七里田温泉館」から約100mほど下に降りたところにあるので、看板に従って向かいます。
小さい川沿いにある共同浴場の鄙びた雰囲気のレトロな建物があるので、カギを開けて中へ入ります。
建物の壁面には「日本無類の炭酸泉」との掲示が。
入り口には入浴方法の説明が掲示されています。
中に入ると棚が据え付けられているだけのシンプルな脱衣所があります。
脱衣所にもガスの危険性を訴える注意書きが掲示されています。
危険な浴室!?
浴室は大人が5~6人が入ればいっぱいになるほどの広さの四角い浴槽があるだけです。
浴槽の縁や床など至る所が温泉成分の析出物で茶色くなっていて、温泉成分の濃さが感じられます。
温泉成分でコーティングされた浴槽からは常時、源泉かけ流しの湯が溢れ出ていて、鮮度の良い温泉が楽しめます。
そして、「下ん湯」が他の温泉と違うところが通常、浴室上部にある換気扇が比重の重い炭酸ガスを排出するために低い位置に設置されているところです。
その換気扇の上にもガスの危険性の注意書きが掲示されています。
これだけガスの危険性を訴えられると入浴するのが怖くなりますが、換気扇を回して、きちんと換気をすれば、普通に入浴しても何も問題はないので大丈夫です。(たぶん)
いざラムネ温泉へ!
温泉に浸かる前からすでに浴槽内で泡が弾けまくっており、テンションが上がります!
そして、湯に浸かるとすぐに体中を無数の炭酸の泡が体を覆いつくします。
その泡付きはまさしく「ラムネ」の如くシュワシュワと弾け、全身が泡まみれになります。
スーパー銭湯によくある人工炭酸泉とは比べ物にならないほどの炭酸感を感じることが出来ます!
湯の温度は37度ぐらいで温めで長く浸かることができ、炭酸ガス効果のせいか、血行が良くなり体の芯から温まります。
目を瞑り、温泉が注がれる音や炭酸の弾ける音を聞きながら温泉に浸かっていると、心身共に癒されます。
ただ、ボーっと泡が弾ける様子を見ているだけでも楽しめる温泉です。
気持ち良すぎて私は約1時間ほど浸かっていました。
泉質は含二酸化炭素・マグネシウム・ナトリウム・カルシウム炭酸水素塩・硫酸塩泉で無色透明でほのかに鉄臭がしました。
現在、改修工事中
現在、「七里田温泉 下ん湯」は施設改修のため、2022年11月1日から休業しています。
2023年7月頃、リニューアルオープンの予定だそうです。
尚、「木乃葉の湯」は通常通り、営業しているようです。
交通アクセス
🚃JR豊後竹田駅からタクシー等で約30分
🚙大分自動車道・湯布院ICから約1時間
🅿50台(無料)
