今回の温泉は2019年に訪れた秋田県仙北市の温泉旅館「乳頭温泉郷 蟹場（がにば）温泉」です。付近の沢に蟹が多くいたことから「蟹場温泉」と名付けられています。
入り口には蟹の置物が。
山荘のような建物に入ると、ロビーがあり、右手側に帳場があるので「湯めぐり帖」にスタンプを押してもらいます。
「湯めぐり帖」を使わなかった場合は
入浴料：大人600円 小人300円
立ち寄り湯の営業時間：9時～16時
※宿泊者は24時間温泉を利用できます。
定休日：年中無休
長い廊下を歩いていくと男女別の入り口が出てきます。
脱衣所は広々としていて清潔感があります。
備え付けの棚にカゴがあるだけで鍵付きロッカーはありません。
2種類の泉質が楽しめる温泉へ！
「蟹場温泉」には内湯と露天風呂があるのですが、異なる泉質の温泉を楽しむことが出来ます。
内湯は秋田杉で作られた内風呂がある「木風呂」と石造りの内風呂がある「岩風呂」の2種類があり、男女いずれかのお風呂になります。
私は「木の湯」を利用することが出来ました。
「木風呂」
浴室に入ると、大人5～6人サイズの木造りの浴槽が浴室中央にあり、横にシャワー、カランがあります。
浴槽だけでなく、天井・床・壁すべてに秋田杉が使われています。
驚くべき！大量の湯の花！
単純硫黄泉なので、浴室内が硫黄の香りで満たされ、無色透明の湯には見たこともないぐらい大量の白い湯の花が舞っていて、強烈な温泉感を感じながら浸かることが出来ます。
もちろん、源泉かけ流しで浴槽から湯がオーバーフローしていて、鮮度の良い温泉が楽しめます。
この内湯だけでも十分に満足できるのですが、露天風呂がさらに良いのです！
露天風呂は離れにあるので、一旦着替えて、外に出ます。
露天風呂「唐子の湯」へ
本館から出て、森の中の緩い下り坂を約50ｍほど歩くと露天風呂「唐子の湯」が見えてきます。
さらに進むと、簡素な造りの脱衣小屋が出てきて、その小屋の前に露天風呂があります。
露天風呂は混浴となっていますが、湯の色が透明であることやバスタオル巻きも禁止ということなので女性にとってはハードルが高いと思われます。
脱衣小屋には備え付けの棚にカゴがあるだけなので、貴重品は持って行かない方が良いでしょう。
大露天風呂へ！
大人20人ぐらいは入れるであろう大きな横長の岩造りの露天風呂には源泉かけ流しの温泉が注がれていて、内湯と同じく湯の花も舞っています。
泉質は重曹炭酸水素泉。
ツルツルとした浴感で肌に優しい感じの温泉です。
湯の泉質も良いことも魅力の一つですが、やはり一番の魅力はロケーションです！
周りは森に囲まれ、横を沢が流れていて、自然の中で温泉を満喫することが出来ます。
冬になると露天風呂の周りは雪に覆われて、白銀世界の中で温泉が楽しめます！
目を瞑って浸かっていると、鳥のさえずりや沢の流れる音、風の音などが耳に届き、心身共にリラックスが出来る極上の時間を過ごすことが出来ました。
「蟹場温泉」には他に女性専用露天風呂「ひなざくら」というお風呂があります。
泉質は内湯と同じ単純硫黄泉です。
宿泊をすれば男性でも19時半～20時半の時間だけ利用できます。
必須アイテム「湯めぐり帖」
「乳頭温泉郷」には乳頭温泉郷内にある温泉7湯を2500円で利用できる「湯めぐり帖」というものが販売されています。有効期限は一年です。
各旅館等で販売されており、「湯めぐり帖」を持って、各温泉を巡り、訪れた際にはスタンプを押してもらいます。
さらに各温泉間の移動手段であるシャトルバスも無料で利用できます。
旅の思い出にもなりますし、温泉巡りの旅には必須アイテムのひとつです。
私は乳頭温泉郷にある「鶴の湯」に宿泊し、「湯めぐり帖」を購入し、各温泉に行きました。
交通アクセス
🛫秋田空港からバス「あきたエアポートライナー乳頭号」で約2時間10分
🚙東北自動車道盛岡ＩＣから約1時間20分
🅿20台（無料）
