今回の温泉は2010年に訪れた新潟県妙高市の「燕温泉 黄金の湯」です。
「燕温泉」は妙高山の麓にある小さな温泉地で、平安時代初期頃、弘法大師が発見した温泉と伝えられています。明治28年に温泉街が開かれ、以後、湯治場として栄え、登山客を中心に多くの人たちが訪れ、現在に至ります。
「黄金の湯」は妙高山の登山口にあり、何と無料で利用できる露天風呂です。
冬は雪のため、利用が出来ず、6月上旬~11月上旬の期間限定の温泉となります。
「燕温泉」には男女別の野天風呂「黄金の湯」と混浴野天風呂「河原の湯」があり、今回は「黄金の湯」を利用しました。
温泉街を抜けて、妙高山の登山口に向かって、5分ほど歩いたところに「黄金の湯」はあります。途中には薬師堂があります。
入浴料:無料!
営業時間:日の出~日没まで
定休日:毎週月曜日と金曜日の午前中は清掃のため利用できません。
男女別の入り口から入ると、小さい小屋に棚があるだけの簡易な脱衣所があり、その前に野趣あふれる岩造りの露天風呂があります。
いざ温泉へ!
洗い場はなく、露天風呂しかなく、ただシンプルに温泉を楽しむ空間が広がっています。
大人8~10人サイズの露天風呂には源泉かけ流しの新鮮な温泉が注がれ、硫黄の香りがとても強く、辺りを漂っています。
温泉成分が濃厚で、岩風呂の縁は温泉の析出物で白く染まっています。
青みがかった乳白色の湯には大量の湯の花が舞っており、少し熱めですが、大自然の中にある温泉を存分に堪能することが出来ます。
湯はすべすべとした浴感でさっぱりとしています。
泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉。
温泉は管理がきちんとされていますが、まるで自然の中にある野湯に浸かっているような気分になり、開放感もあり、とても良い温泉でした!
綺麗な紅葉を見ながら
紅葉シーズンには露天風呂の周りの木々が綺麗に染まり、素晴らしい景色の中で温泉が楽しめます。
交通アクセス
🚙上信越自動車道・妙高高原ICもしくは「中郷IC」から約20分
🅿温泉街の入り口付近に立ち寄り湯用の駐車場(無料)あり