岡山県温泉巡りの旅
2022年に岡山県へ1泊2日温泉巡りの旅に行きました。
2日間で訪れた温泉は全部で9つ。
順番に記していきたいと思います。
初日にまず訪れたのは真庭市にある「真賀温泉 真賀温泉館」です。
真賀温泉は2軒の旅館と共同浴場が1軒あるだけの小さな温泉地です。
「真賀温泉館」は真賀温泉にある唯一の共同浴場になります。
駐車場に車を停めると、大きな看板と「真賀温泉」のアーチが出迎えてくれます。
「真賀温泉館」は階段を上った先にあります。
風情ある階段を上がると、建物が見えてきます。
建物に入り、靴を下駄箱に入れ、券売機で入浴券を購入し受付で渡します。
「真賀温泉館」には名物の混浴風呂「幕湯」と男女別のお風呂「普通湯」と3つの貸切湯「玉之湯」「旭湯」「泉湯」があります。
入浴料:「幕湯」大人400円 小人200円
「普通湯」大人250円 小人100円
※貸切風呂3名まで1300円(1時間)
営業時間:8時~21時
定休日:毎週火曜日
真賀温泉館名物「幕湯」
かつて美作勝山藩のお殿様が幕を張って、入浴したことから名づけられた「幕湯」は岩盤の上に浴槽があり、その岩盤に穴を開け、差し込んだ竹筒を通して、温泉が湧出しています。また、水深が120cm~140cmと深く、立って入浴することになります。
日本一狭い混浴風呂!?
「幕湯」は混浴風呂なのですが、大人4人サイズで、とても狭く、タオルを使用するのもNGで、浴室と脱衣所もガラス戸で仕切られているだけなので、男性であってもハードルが高い混浴風呂だと思います。
今はコロナ対策により、定員4名だそうですが、コロナ禍前は定員8名だったそうです。8人も入ると、とても近い距離になると思うのですが・・・。
多くの人は名物の「幕湯」を選ぶのですが、私が訪れた時は満員で入れず、「普通湯」を利用しました。満員でなくても、私には「幕湯」に入る勇気はありませんが。
ということで、休憩室横の入り口から温泉へ。
こじんまりとした脱衣所には棚があるだけの簡素なつくり。
脱衣所内には貴重品ロッカーはありません。貴重品は入口にある鍵付きのロッカーに。
棚に荷物を入れて、ガラス戸を開けて・・・。
いざ温泉(普通湯)へ!
浴室に入ると、目の前に大人6~8人サイズの浴槽があります。
周りの壁は下半分がコンクリートで、上半分が木造になっています。
浴槽の底は天然の岩盤がそのまま活かされているので、足場が不安定です。
「幕湯」同様、水深が深く、立湯になりますが、浴槽内には座れるような石があり、座って浸かることもできました。
浴槽の真ん中辺りに竹筒が立っていて、「幕湯」同様、その先から加水加温なし、消毒なしの源泉かけ流しの温泉が湧出していて、新鮮な温泉が楽しめます。
湯は無色透明、無味無臭でクセがなく、程よい湯加減(38~39度?)で心地よく、気持ちよく浸かっていられます。
まろやかでやわらかい湯、つるつるすべすべとした浴感の温泉です。
周りは壁に囲まれているので、ロケーションは望めませんが、静かな雰囲気で、温泉とじっくりと向き合える良い時間でした。
今はコロナ対策で入湯時間が40分間と決まっていましたが、決まっていなければ、ずっと浸かっていたいと思える温泉でした。
1湯目から良い温泉に浸かることができ、次の温泉がより楽しみになりました。
次の温泉の記事はこちら。
交通アクセス
🚃JR中国勝山駅からバスで約30分
🚙米子自動車道・湯原ICから約5~6分
🅿建物の前に5台停められ、前を流れる旭川の河川敷にも駐車スペースがあります。