今回の温泉は2009年に初めて訪れ、その後も何度か訪れた青森県青森市の「酸ヶ湯温泉旅館」です。
「酸ヶ湯温泉旅館」は温泉好きなら誰もが知っている有名な温泉です。
八甲田連峰の西麓、標高約900mにあり、江戸時代から多くの湯治客が訪れ、昭和29年には「国民保養温泉地第一号」に指定されている老舗旅館です。
名物「ヒバ千人風呂」
「酸ヶ湯温泉旅館」と言えば、総ヒバ造り160畳もの広さがある混浴大浴場「ヒバ千人風呂」です。天井までの高さが約5mあり、視界遮る柱が1本もないので、より一層広く感じます。
駐車場に車を停め、建物の中に入ると広々としたロビーがあり、左側にフロントがあります。
ロビーには宿泊客や湯治客、登山者など多くの人で賑わっていました。
券売機で入浴券を購入します。
入浴料:大人1000円 子供500円
立ち寄り湯の営業時間:7時~17時半
定休日:年中無休
「酸ヶ湯温泉旅館」には先述の「ヒバ千人風呂」以外に「玉の湯」という「ヒバ千人風呂」とは異なる源泉の男女別のお風呂があります。
私は名物の「ヒバ千人風呂」を利用しました。
ロビーから少し先に進んだ右側に「ヒバ千人風呂」の入り口があります。
入り口に「入浴券入れ」があるので、入浴券を入れ、中へ。
貴重品は浴場入り口にある貴重品ロッカー(無料)に。
脱衣所はそれほど広くなく、棚に荷物を入れる形です。
脱衣所に入るとすでに硫黄の香りが漂っているので、「早く温泉に入りたい!」という、はやる気持ちを必死に抑えながら服を脱ぎます。
「ヒバ千人風呂」へ!
浴室に入ると、大きくて広いお風呂がど~んと2つあり、壁際には「冷湯(掛湯)」と「打たせ湯」があります。
総ヒバ造りの浴室は独特の香りがし、歴史が感じられる雰囲気は圧巻の一言で、とても素晴らしく、感動します!
手前にあるお風呂は「熱湯(ねつゆ)」と呼ばれていますが、少し温めの湯で、浸かると長い時間ぬくもりが持続し、後々まで体が温まることから、この名が付けらています。
湯は湯底から湧き出ている貴重な足元湧出の温泉で、鮮度の良い温泉が楽しめます。
奥にあるお風呂は「四分六分(しぶろくぶ)の湯」と呼ばれ、「熱湯」と比べると少し熱めの湯で、ぬくもりの持続時間が「熱湯」と比べて短く、四分から六分ぐらいのぬくまり具合になると言われて、その名が付けられています。
湯口からは常時、源泉かけ流しの温泉が注がれていて、常時、オーバーフローしていました。
お風呂は混浴ですが、いずれのお風呂も真ん中辺りで男女のエリアが分けられています。女性は湯浴み着の利用が出来ます。
湯は乳白色の濃厚なにごり湯で、硫黄の香りが強く、これこそ「THE 温泉」という王道な感じがしました。
湯上り後はしばらくの間、硫黄の香りが体に纏わりついていました。
泉質は酸性硫黄泉。
滑らかな浴感ですが、酸性泉なので少しピリピリとして、目に入ると痛かったです。
浴室内は湯気で幻想的でありながら、昭和にタイムスリップしたような雰囲気もあり、趣のある温泉を堪能することができ、大満足でした。
交通アクセス
🚃JR青森駅からJRバスで約1時間10分
※宿泊者は宿と青森駅間の無料送迎バスが利用できます。
🛫青森空港から車で約1時間
🚙東北自動車道・青森中央ICから約40分もしくは青森ICから約50分
🅿130台(無料)