今回の温泉は2012年に宿泊した北海道札幌市南区の「定山渓温泉 章月グランドホテル」です。
「定山渓温泉」は札幌中心部から車で約1時間、支笏洞爺国立公園内に位置する自然豊かな渓谷にある温泉地です。
定山渓温泉の歴史
江戸時代末期に修験僧・美泉定山がアイヌの人々の案内で出会った時に始まり、幾多の困難を乗り越え、温泉の礎を築いた定山の功績から「定山渓」と名付けられました。恵まれた自然環境と豊富で良質な温泉とともに街も発展し、現在に至ります。
河童伝説
「定山渓」には古くからカッパの伝説が語り継がれていて、夏には「定山渓かっぱ祭り」が開催されるほど、カッパと縁のある場所で、定山渓温泉街を散策していると、至る所でカッパの像を見ることが出来ます。
「章月グランドホテル」は1934年創業の老舗旅館で、2021年にリニューアルしています。全室が全室が定山渓の渓流側に面しており、自然豊かな景色を見ながら、癒しの時間を過ごせます。
立ち寄り湯の営業もしています。
入浴料:大人(中学生以上)1500円 小人(7~12歳)750円
営業時間:13時~17時
定休日:年中無休
「章月グランドホテル」には大浴場2つあり、夜中に男女が入れ替わります。脱衣所はそれほど広くなく、棚に置いてあるカゴに荷物を入れる形です。
いざ温泉へ!
大浴場はその名の通り、とても広々とした浴場で、ゆったりとできます。
浴槽は3段の棚湯になっていて、上段は湯温が38~40℃の大人5~6人サイズの浴槽、中段は寝湯になっていました。下段は湯温が40~41℃の大人20人以上が入れる大きな浴槽です。
湯は源泉かけ流しで無色透明。
泉質はナトリウム・塩化物泉。
滑らかな浴感で、ほのかに硫黄の香りがする温泉感が感じられる湯です。
個人的には上段の浴槽が一番良いように感じました。温度が温めということもあり、気持ち良く、長く浸かれました。
露天風呂もおすすめ!
大浴場の外には大人8人サイズの岩造りの露天風呂があります。
露天風呂からは定山渓の景色が望め、温泉に浸かりながら、心身共に癒されました。
「章月グランドホテル」は先述の通り、全室が渓流側に面していて、食事処も同じように面していて、定山渓の綺麗な景色を見ながら、美味しいお料理を頂きました。
近くには「足湯」や「湯の滝」がある「定山源泉公園」や「定山渓散策コース」などもあり、温泉だけでなく、自然も楽しめる温泉地でした。
交通アクセス
🛫新千歳空港から定山渓温泉への直通バス「湯ったりライナー号」で約1時間40分
🚃JR札幌駅からバスで約1時間10分
🚙道央自動車道・北広島ICから約1時間
🅿約35台(無料)