今回の温泉は2012年に宿泊した岐阜県高山市にある旅館「奥飛騨温泉郷 新平湯温泉 松宝苑」です。2回に分けて記します。
「松宝苑」は北アルプスの山間にある奥飛騨温泉郷のひとつ「新平湯温泉」の中にある古民家造りの一軒宿です。
立ち寄り湯の営業はしておらず、宿泊をしなければ温泉を利用できません。
駐車場に車を停め、宿に続く道を歩きます。
落ち着いた雰囲気の建物に入り、フロントでチェックインをし、ロビーでお茶と茶菓子を頂きながら、少し休憩。
フロントがある建物は母屋になっていて、食事処もあり、そのほか宿泊棟、浴場棟が中庭を取り囲むようにあります。
母屋は築120年の古民家を移築してきたそうです。ですが、決して古臭くない、とてもセンスのある良い雰囲気な造りになっています。
しばらくしてから部屋を案内され、ロビーから宿泊棟へ向かう廊下を歩きます。
廊下からは日本庭園のような整ったものではありませんでしたが、自然がそのまま生かされた四季の移り変わりが楽しめる中庭が望めます。
部屋は清潔感があり、とても静かで、時がゆっくりと流れているようで、日頃の疲れが癒されます。
部屋からは中庭が望め、テラスのようなものがあり、心地よい風を感じながら、ウッドチェアでのんびりと過ごせます。
部屋で休憩して、早速、温泉に向かいます。
「松宝苑」には男女別の大浴場と、空いていれば、いつでも何度でも無料で利用できる貸切露天風呂があります。
源泉は敷地内にあり、男女別の大浴場、貸切露天風呂ともに源泉かけ流しの温泉が楽しめます。
まずは、貸切露天風呂に行きます。
貸切露天風呂は隣同士に2か所あり、内側から鍵を掛けて利用します。
宿の客室が全部で11室なので、混みあうこともないので、待つことなく利用することが出来ました。
脱衣所は棚があるだけのシンプルなつくりで、湯治場のような雰囲気があります。
いざ温泉へ!
貸切露天風呂は大人2人サイズのこじんまりとした石造りの浴槽があるだけです。
洗い場はなく、ただ温泉を楽しむための空間です。
目の前には緑豊かな木々が広がっていて、開放感があり、自然を堪能しながら温泉に浸かれます。
それほど広くない露天風呂ですが、それがかえって、落ち着けて、また時間の制限などもないので、時間や人の目を気にせずに温泉を堪能することができました。
じっくりと温泉を堪能した後、飛騨牛や川魚料理の美味しい食事を頂きました。
食事を頂いた後、部屋で休憩をして、もうひとつの温泉である大浴場に向かいます。
(後編へ続く)
交通アクセス
🚙中部縦貫自動車道・高山ICから約1時間20分もしくは長野道・松本ICから約1時間30分
🅿約20台(無料)