今回の温泉は2020年に訪れた兵庫県小野市にある「鍬渓(くわたに)温泉 きすみのの郷」です。
鍬渓温泉の歴史
鍬渓温泉は1582年に発見され、400年以上の歴史があり、昭和時代初期の頃までは湯治場として賑わっていました。
時を経て、平成7年に地元の老人会の集会所として建設され、温泉好きな人たちが多く訪れていましたが、残念ながら平成22年に閉館します。
その後、市の支援を受け、平成30年に観光交流施設として復活をし、現在に至ります。
建物の周りは蕎麦畑などが広がるのどかな景色が広がっていて秘湯感が漂っています。
建物に入ると受付があるので、入浴料を支払います。ロッカーのカギを受け取り、中へ。
脱衣所はそれほど広くありませんが、とても綺麗です。
いざ温泉へ!
浴室は露天風呂はなく、岩造りの大人が4~5人サイズの内湯だけのシンプルなつくり。
本来の鍬渓温泉は若干白濁の金気臭がするのですが、除鉄され、無色透明の湯になっています。また、冷鉱泉なので加温されており、循環濾過式で源泉かけ流しではありません。
泉質は含鉄ナトリウム塩化物泉。
少しとろみがあり、やわらかい湯で、湯上り後も冷めにくい温泉です。
露天風呂などもなく、浴槽もそれほど大きくないので、利用者が多いと厳しい温泉ですが、訪れた時は他に誰もおらず、隠れ家的な雰囲気が漂う温泉をのんびりと楽しむことが出来ました。
お蕎麦もおすすめ!
「きすみのの郷」には本格手打ち蕎麦が食べられる食事処が併設されていて、湯上り後は食事をしながら休憩をすることが出来ます。
入浴後、お蕎麦を食べながら、ゆっくりと過ごすことが出来、日常生活のしがらみや疲れがほぐれる気がしました。
交通アクセス
🚙阪神高速自動車道・三木小野ICから約30分
🅿約20台(無料)
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