川湯温泉 公衆浴場(和歌山県)
今回は2017年に訪れた和歌山県田辺市にある「川湯温泉 公衆浴場」です。
「川湯温泉 公衆浴場」は鄙びた雰囲気が好きな方におすすめの温泉です!
和歌山県の川湯温泉と言えば、大塔川をせき止めて、冬季限定で開設される雄大な「仙人風呂」がとても有名ですが、「川湯温泉 公衆浴場」はその大塔川沿いにあります。
壁に描かれている温泉マーク(♨)が良い感じです。
鄙びた建物の階段を上っていくと、受付があるので入浴料を支払います。
入浴料:大人(中学生以上)250円 小人130円
営業時間:6時半~20時
定休日:毎週火曜日
暖簾を潜り、浴場の中へ入ります。建物は鄙びていますが、きちんと清掃されています。
脱衣場にはカゴとロッカーがありましたが、鍵付きのロッカーは壊れていて使えませんでした。貴重品は持って行かない方が良いと思います。
これぞ、共同浴場!
浴室に入ると、タイル張りの大人5~6人ぐらいが入れる大きさの湯船がひとつだけあります。浴室内は共同浴場の良い雰囲気が漂っています。
立ち上がらないといけませんが、大きな窓からは大塔川を望むことが出来ます。
素晴らしい湯!
大塔川の川底から湧く源泉を直接引き入れた配管から温泉が惜しげもなく注がれていました。温泉だけでは熱いので水道も接続されていて加水をしたうえで注がれているようでした。
湯量が豊富で豪快に浴槽をオーバーフローしていて、加水されているものの、鮮度の良い温泉を感じることが出来ました。湯の花もわずかですが確認できました。
泉質は単純温泉でクセがなく、無色透明でほのかに硫黄の香りがしました。さらりとした浴感で湯上り後はさっぱりとした爽快感が感じられる温泉でした。
建物全体が鄙びた雰囲気で、内湯以外何もないですが、昔ながらの風情や秘湯感を感じながら、じっくりと温泉を堪能することが出来ました。