今回の温泉は2019年に訪れた和歌山県白浜町の「椿温泉 椿はなの湯」です。
椿温泉の歴史
約400年前、寺の住職である湛海和尚が、日毎、白鷺の舞い降りるのを見ていた、ある日、白鷺の後をたどると、白鷺が椿谷の湯の湧き出ているところに浸り、足の傷を治しているのを見て温泉を発見したと伝えられ、その後、寺湯として大切に守られて、現在に至ります。
「椿はなの湯」は国道42号線沿いの道の駅にあり、敷地内には足湯と温泉スタンドもあります。
建物に入ると券売機があるので入浴券を購入し受付へ。
入浴料:大人(中学生以上)600円 小人(小学生)300円 乳幼児 無料
※JAF優待が受けられ、入浴料が100円引きになります。
※家族風呂 2000円(50分以内)
イベント:毎月1回 大人入浴料半額デー(日にちはホームページ等で確認を)
営業時間:11時~20時
定休日:毎週火曜日
奥に進むと脱衣所があります。
脱衣所は無料鍵付きロッカーが完備されています。
いざ温泉へ!
浴室には1人用の源泉風呂と、4~5人サイズの加温された温泉の浴槽の2つだけがあり、露天風呂はありません。
どちらの湯船にも源泉かけ流しの温泉が注がれています。
まずは加温された温泉の浴槽に浸かります。
湯口からは仄かに硫黄の香りが漂い、湯量も豊富で湯には鮮度が良い証となる白い湯の華が舞っていました。
関西では湯の花が舞っている温泉にはなかなか入れないので、それだけでも十分に満足です。
おすすめは「源泉風呂」!
体が温まったところで、源泉風呂へ。
椿温泉は冷泉なので源泉風呂の方は約30℃と泉温が低く、はじめはひんやりと感じますが、慣れると気持ち良く、ずっと浸かっていたくなります。
湯口からは源泉かけ流しのフレッシュな湯がドバドバと注がれ、浴槽内には湯の花が大量に舞っています!
源泉風呂は1人しか入れないので譲り合いになりますが、加温された温泉の湯船と交互に入れば、さらに温泉の効能を感じられます。
泉質は単純硫黄泉。
湯はアルカリ度ph9.9と関西屈指の「美肌の湯」で非常にとろみがあり、肌に優しくスベスベになる温泉で、湯上り後はいつまでもポカポカしていました。
和歌山県の温泉巡り旅に
「椿温泉」は泉質が異なる白浜温泉からも近く、国道沿いにあるので和歌山県の温泉巡りの旅にはとても便利な場所にあります。
私は白浜温泉から「えびね温泉」に行き、「椿温泉 椿はなの湯」に寄り、那智勝浦方面の温泉に行きました。