2か所目に訪れた温泉は「塩浸温泉 龍馬公園」です。1か所目に訪れた「ラムネ温泉 仙寿の里」から徒歩で約15分で行けました。
前回の「ラムネ温泉 仙寿の里」の記事はこちら。
「塩浸温泉」の歴史
塩浸温泉は1806年頃、温泉で鶴が傷を癒していたことから「鶴の湯」と呼ばれ、切り傷や胃腸に効能があると伝えられてきました。
1867年に岡元助八が浴場を設け、戊辰戦争の負傷兵に効能があったとして一躍有名になりました。付近の河岸に白色の固形物が付いていたことから、「塩浸温泉」と呼ばれるようになり、薩摩藩によって、整備されました。
その後、何度か整備され、2010年に現在の「塩浸温泉 龍馬公園」として現在に至っています。
日本で初めての新婚旅行
日本で初めて新婚旅行をした坂本龍馬が訪れたのが霧島で、その際、最も長く逗留したのが「塩浸温泉」です。
「塩浸温泉 龍馬公園」は石坂川沿いにあり、公園内には坂本龍馬に関する資料館や日帰り温泉施設、足湯などがあります。
石坂川に架かる橋を渡り、公園へ。
坂本龍馬は寺田屋事件で襲撃され受けた傷を癒すために、霧島地方を旅し、その際、西郷隆盛に勧められて、「塩浸温泉」を訪れたと言われています。
敷地内には坂本龍馬とお龍の銅像や、龍馬とお龍が入浴したと言われている浴槽などがあります。
温泉は橋を渡って右側奥の川沿いにあります。
受付で入浴料を支払い、温泉へ。
入浴料:大人380円 子供150円
資料館入場料:大人200円 子供100円
営業時間:9時~18時
定休日:毎週月曜日
入り口には「龍馬とお龍の日本初の新婚の湯 塩浸温泉」の看板が掲げられています。
建物の中に入り、下駄箱に靴を置き、中へ。脱衣所は広く、無料鍵付きロッカーと脱衣棚があります。
ちなみに男湯が「龍馬の湯」、女湯が「お龍の湯」と名付けられています。
「龍馬の湯」へ!
浴室はとても広く露天風呂はなく内湯のみです。
施設が出来て、約10年ほどしか経ってないのに、年季の入った鄙びた雰囲気の浴室です。
主浴槽以外に小さめの浴槽と掛湯槽がありましたが、いずれも湯がなく空っぽの状態でした。
主浴槽は大人8~10人サイズの大きな浴槽で、角にある湯口からは源泉かけ流しの温泉が注がれていて、浴槽から溢れ出ています。
湯口には白い温泉成分が付着しています。
泉質はナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉。
湯の色は薄緑色をして、しっとりとすべすべとした浴感で、鉄の香りがしました。
湯口からは熱めの湯が注がれていますが、浴槽が大きいからか、ちょうど良い湯加減になっていました。
露天風呂はありませんが、浴槽のすぐ横にある小窓を開けると、川のせせらぎが聞こえ、景色が楽しめました。
幸運にも他に利用者がいなくて、貸し切り状態で広々とした温泉を楽しむことが出来ました。
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交通アクセス
🚙九州自動車道・横川ICから約20分
🛫鹿児島空港から車で約15分
🅿約60台(無料)