今回の温泉は2022年に訪れた大分県別府市の共同浴場「鉄輪温泉 渋の湯」です。
「渋の湯」は湯煙が至る所で立ち上る鉄輪温泉街の中心にあり、近くには「鉄輪温泉 鉄輪むし湯」があります。
「渋の湯」は「渋の湯温泉組合」が運営する組合員の共同浴場なので、組合員以外の利用者は脱衣所のロッカー(有料¥100)を利用することが条件になっています。
建物に入り、戸を開けるとすぐに脱衣所、浴室があります。
別府の温泉ではスタンダードな脱衣所・浴室一体型の形です。
先述の通り、一般の利用客は有料ロッカー(¥100)を使用しなければなりません。とはいえ、実質¥100で温泉を利用できるのでお得な気分になります。
組合員の方は脱衣棚を利用するようです。
入浴料:100円!(ロッカー使用料)
営業時間:6時半~21時
定休日:年中無休
いざ温泉へ!
浴室には大人7~8人サイズの長方形の浴槽があるだけのシンプルなつくり。
浴室内は共同浴場独特の雰囲気が漂い、妙に落ち着きます。
湯口には竹製の温泉冷却装置「湯雨竹(ゆめたけ)」があり、温泉の温度を下げて注がれていますが・・・。
掛湯をして温泉へと思い、浴槽から桶で湯をすくい、体へ掛けたのですが、これが熱い!
熱さに体を慣らすために何度か掛湯をしましたが、熱い!
竹製の温泉冷却装置「湯雨竹」で冷まされているはずなのに熱い!
これでは温泉に浸かれないので、少しだけ水を足します。
そして、少し体が慣れてきたところで、ゆっくりと温泉に体を沈めます。
熱い湯が体中に染みわたります。おそらく44~45℃。
思わず、「あぁ~っ」と声が漏れます。
「熱いけど、気持ち良い・・・。」
窓から時折、涼しい風が吹き込んできて、気持ちよく感じられます。
泉質はナトリウム-塩化物泉(低張性・弱酸性・高温泉)。
無色透明の湯はほのかに塩気があり、すべすべとした浴感です。
また、メタケイ酸が611㎎あり、保湿効果の高い「美肌の湯」です。
通りに面している温泉ですが、浴室内は静かで落ち着いて温泉を堪能できます。
温泉を出る頃には、あれほど熱かった湯が心地よくなっていて、湯上がり後はさっぱりとして爽快感が感じられる良い温泉でした。
交通アクセス
🚃JR別府駅からバスで約30分
🚙大分自動車道・別府ICから約10分
🅿専用の駐車場がないので、鉄輪温泉街にあるパーキングを利用