今回の温泉は2024年に訪れた大分県別府市の共同浴場「四の湯(しのゆ)温泉」です。
JR亀川駅から亀川商店街を歩き、以前記した「亀川筋湯温泉」の前を通り過ぎて、さらに歩を進めると公園が出てきます。
その公園の一番奥に佇んでいる建物が「四の湯温泉」です。
古くから地元の方たちに親しまれている温泉です。ちなみに「四の湯温泉」の名は第12代景行天皇が「伊予の道後」「摂津の有馬」「紀伊の牟婁」と共に四霊泉と賞賛し、四番目に保養された湯であることから由来するとか。
建物の中央に受付・番台があり、右側が女湯、左側が男湯になっています。受付の前に係の方がいたので入浴料を支払います。
入浴料:大人200円 子供(小学生)100円
営業時間:7時~10時半、14時半~22時
定休日:毎月5日・15日・25日
扉を開けて中へ入ると、小階段があります。階段を下りると靴置き場があるので靴を置いて中へ。
脱衣所には簡素な棚、すのこが敷いてあるだけで、目の前には、すぐ温泉がある脱衣所と浴室が一体になった別府の共同浴場によくあるつくりです。
いざ温泉へ!
浴室は天井が高く、明るく広々としているので非常に開放的に感じます。
浴室中央には青いタイル張りの楕円形の浴槽があり、真ん中で仕切られ、それぞれ大人5~6人サイズの「熱い湯」と「ぬるい湯」に分かれています。
浴室の隅には源泉槽があり、左側は掛湯用かと思い、掛湯をします。右側にあるパイプを通して、浴槽に注がれているようです。
ゆっくりと湯に体を沈めます。
程よい温度の湯に体が包み込まれます。
やわらかく、つるつるとした浴感で、優しい感じの湯です。
非常にクリアな透明の湯は無味無臭、加水加温消毒なしの源泉掛け流し。
壁に掲示されている温泉の分析書の錆び加減が鄙びた雰囲気を醸し出して良い感じです。
浴槽から見た番台。レトロですね~。
ずっと浸かっていたくなるほど心地よい湯、共同浴場の鄙びた空気感が広がる居心地の良い空間・・・。普段の日常生活よりもゆっくりと時が流れている感じで、のんびりと温泉を堪能できました。
湯上がり後、建物から出ると、地元の方たちが楽しそうに話をしていました。
その光景を見つつ、温泉の前にある公園のベンチでしばらく涼んでから、次の温泉へ向かいました。
交通アクセス
🚙東九州自動車道・別府ICから約10分
🅿5台(無料)