今回の温泉は2024年に訪れた大分県別府市の共同浴場「亀陽泉」です。
「亀陽泉」の歴史
別府市のホームページによると、中世に災害のため、埋没してしまった温泉場が明治時代に再び発見されたのが「亀陽泉」で、当時は「亀川新湯」と呼ばれていました。
大正時代には2階建ての温泉場が建設され、1階には滝湯や砂湯、浴場を設け、2階には休憩室兼料亭がありました。昭和初期の改築では壮大な浴室を建設し、「千人風呂」と呼ばれていました。昭和40年の改築では1階が浴場、2階には集会所が作られました。
平成28年には新築され、お年寄りや車椅子の方でも利用しやすいバリアフリー構造の「ホスピタリティ」に溢れる温泉施設となり、現在に至ります。
立派な看板の下には「亀」があしらわれたかわいい暖簾が。
暖簾を潜り、建物に入ると、下駄箱があり、靴を入れて中へ。カギは自己管理。
入って、正面に男女別の入り口があり、右側に受付があります。
ロビーは天井が高く、広々としています。
受付で入浴料を支払います。
入浴料:大人(中学生以上)250円 小人(小学生)100円 小学生以下無料
営業時間:6時半~22時半
※13時~14時は清掃の為、利用不可。
定休日:第1水曜日
脱衣所の入り口に掛かっている暖簾にも「亀」があしらわれていました。
脱衣所は棚があるだけのシンプルなつくり。
有料(¥100)の貴重品ロッカー有り。
いざ温泉へ!
浴室には露天風呂やサウナなどはなく、内湯があるだけです。
浴室中央には「亀」をイメージしたと思われる八角形の浴槽があり、真ん中で仕切られ、入り口側が「あつ湯」、奥側が「ぬる湯」になっていて、それぞれ大人3~4人サイズの広さになっています。
浴槽には手すりや幅が広い階段が設置され、高齢者や体の不自由な方にも優しいつくりになっています。
浴室左側には洗い場があり、浴室奥の左右の角にはシャワー付きの洗い場があります。
めっちゃ熱い温泉!
浴室に入ってすぐ右側にある掛湯槽でしっかりと掛湯をして、まずは「あつ湯」へ。
ゆっくりと足を入れてみると・・・熱い。
頑張って、体を湯に沈めますが・・・めっちゃ熱い!
これは無理と思い、すぐ出てしまいました。湯の温度はおそらく44℃ぐらい。
続いて、「ぬる湯」へ。
「あつ湯」の時と同じようにゆっくりと足を入れてみます・・・熱い。
けど「あつ湯」と比べると、いける感じがしたので、ゆっくりと湯に体を沈めます。
確かに「あつ湯」と比べると、ぬるいと言えますが・・・。
一般的な温泉の感覚で言えば、熱い!湯の温度はおそらく、42℃ぐらい。
湯口からは無色透明、無味無臭の湯が注がれ続け、浴槽から常時溢れ出ていきます。
湯は加水加温なしの源泉掛け流し。クセがなく浸かりやすい温泉。
泉質は単純温泉(中性・低張性・高温泉)
「ぬる湯」とは言え、しばらく浸かっていると、すぐに体が温まってきます。
浴室奥にあった椅子で休憩をしながら、じっくりと温泉を楽しみ、最後に上がり湯としてもう一度「あつ湯」にチャレンジをして、温泉を後にしました。
非常に熱い湯でしたが、湯上がり後はさっぱりとして、心も体もスッキリとしました。
近くの温泉もおすすめ!
「亀陽泉」から徒歩圏内には渋~い共同浴場があり、こちらもおすすめです!
交通アクセス
🚙東九州自動車道・別府ICから約15分
🅿5台(無料)