今回の温泉は2021年に初めて訪れ、2024年に再び訪れた兵庫県神戸市の日帰り温泉施設「有馬温泉 金の湯」です。
日本三古泉「有馬温泉」
「有馬温泉」は約1400年の歴史があり、多くの著名人が訪れていますが、戦国時代には豊臣秀吉が度々、訪れた温泉として知られています。また、「道後温泉」「白浜温泉」と並び、日本三古泉のひとつと称されています。
「有馬温泉」と言えば、金色(茶褐色)の「金泉」と無色透明の「銀泉」が有名で、有馬温泉内にある旅館等で、その温泉を楽しむことができます。
そして、外湯で「金泉」と「銀泉」を楽しめるのが「有馬温泉 金の湯」と「有馬温泉 銀の湯」です。
建物の横には無料で利用できる足湯があります。もちろん、注がれている湯は「金泉」です。温泉を利用する時間がない方は足湯で「金泉」を体験することができます。
建物の中に入り、下駄箱に靴を入れて、中へ。(カギは自己管理)
中へ進むと、受付と券売機があるので、券売機で入浴券を購入して、受付で渡します。
受付で指定されたロッカーのカギを受け取ります。
フロントの奥には休憩ロビーがあり、自動販売機やマッサージ機などがあり、湯上がり後もゆっくりと出来ます。
浴場がある2階へ。
「有馬温泉 金の湯」では男湯が「一の湯」、女湯が「二の湯」と名前が付いています。
入浴料:大人800円 小人(小・中学生)350円 幼児無料
※平日は大人650円
営業時間:8時~22時
定休日:毎月第2・4火曜日と元日
「金の湯・銀の湯」の2館セット券
「金の湯」「銀の湯」、それぞれの温泉施設のセット券も販売されていて、タオル付で1200円とお得に楽しめます。(平日限定)
脱衣所はやや狭く、利用者が多い時は少し使いづらい感じです。
いざ温泉へ!
浴室は内湯のみで露天風呂やサウナ、水風呂などはありません。
浴室に入って左側には洗い場、浴室中央には大人4~5人サイズの円形の浴槽があります。この円形の浴槽は温泉ではなく、水道水が使われています。
そして、浴室の右側には温泉が注がれている「あつ湯」と「ぬる湯」の2つの浴槽並んでいます。
注がれている温泉は加水・加温、消毒ありの掛け流しです。
「あつ湯」は大人5~6人サイズの広さで約44℃に設定されています。
「ぬる湯」は「あつ湯」よりもやや広く大人7~8人サイズで約42℃に設定されています。
掛湯をして、まずは「あつ湯」へ。
湯の色が濃いオレンジ色をしているので、足元が全然見えず、転ばないように気を付けて入らなければなりません。
湯に体を沈めると、熱い湯が体中にじんじんと染みわたります。
湯からは鉄の香りがして、塩化物泉らしくしょっぱさも感じます。
泉質は含鉄-ナトリウム-塩化物泉。
続いて、「ぬる湯」へ。
「ぬる湯」と言っても、約42℃の湯なので、初めは熱く感じます。
慣れてくると、程よく良い感じになりますが、濃厚な温泉なので長湯は禁物です。
「あつ湯」と同じく鉄の香りがして、温泉感がしっかりと感じられます。
温泉のパワーが強いからか、すぐに体が熱くなってきて、ずっと浸かることは難しく、休憩をしながら、分割浴で温泉を楽しみました。
やはり、有馬温泉を訪れたら、金泉に浸からなきゃな~と改めて思うほど良かったです。
人気の温泉地ということもあり、利用客が非常に多く、静かに温泉を楽しむことは難しかったですが、気軽に有馬温泉が楽しめる施設としておすすめです。
名物「ありまサイダー(てっぽう水)」
湯上がり後は受付で販売されていた「ありまサイダー(てっぽう水)」を飲みながら、濃厚な温泉で温まった体をクールダウンしました。
交通アクセス
🚙阪神高速7号北神戸線・有馬口から約5分もしくは中国自動車道・西宮北ICから約15分
🅿専用の駐車場がないので、近隣のパーキングを利用