今回の温泉は2021年に訪れた兵庫県神戸市の日帰り温泉施設「有馬温泉 銀の湯」です。
日本三古泉「有馬温泉」
「有馬温泉」は約1400年の歴史があり、多くの人が訪れている関西を代表する温泉地で、「道後温泉」「白浜温泉」と並び、日本三古泉のひとつと称されています。
「有馬温泉」と言えば、金色(茶褐色)の「金泉」と無色透明の「銀泉」が有名で、有馬温泉内にある旅館等で、その温泉を楽しむことができます。
もっと気軽に「金泉」と「銀泉」を楽しむのにおすすめなのが「有馬温泉 金の湯」と「有馬温泉 銀の湯」の2つある日帰り温泉施設です。
「有馬温泉 金の湯」の記事はこちら。
建物の中に入り、下駄箱に靴を入れて、中へ。(カギは自己管理)
中へ進むと、受付と券売機があるので、券売機で入浴券を購入して、受付で渡します。
建物はワンフロアで、フロントの奥に浴室があり、ロビーには休憩スペースがありますが、それほど広くなく、「有馬温泉 金の湯」と比べると湯上がり後はゆっくりしづらいかも。
建物の裏側には登山帰りの方たちには便利な「大型ザック用ロッカー」(100円返却式)があります。
入浴料:大人700円 小人(小・中学生)300円 幼児無料
※平日は大人550円
営業時間:9時~21時
定休日:毎月第1・3火曜日と元日
「金の湯・銀の湯」の2館セット券
「金の湯」「銀の湯」、それぞれの温泉施設のセット券も販売されていて、タオル付で1200円とお得に楽しめます。(平日限定)
脱衣所はやや狭く、利用者が多い時は少し使いづらい感じです。
無料鍵付きロッカーが完備されています。
いざ温泉へ!
天井が高い浴室は内湯のみで露天風呂はありません。「金の湯」の方にはありませんでしたが、「銀の湯」には蒸気式サウナや打たせ湯があります。
浴室は豊臣秀吉が利用した岩風呂をイメージして作られており、壁は岩壁になっています。
浴室に入って左側には洗い場、浴室右側には大人8~10人サイズの横長の浴槽があり、浴槽の一部は泡風呂になっていて、観光や山登り等で疲れた体を癒してくれます。
掛湯をして、温泉に体を沈めます。
無色透明の湯は赤茶色をした「金の湯」と比べると浸かりやすい感じ。
ただ、やや熱めのお湯なので、長湯は難しい。
お湯はやわらかく、さらりと軽い感じで、湯上がり後はさっぱりとする温泉。
湯口からざあざあと注がれるお湯は源泉掛け流しではなく、循環濾過・消毒ありの温泉です。加温がされていて、そのせいか炭酸泉のはずですが、泡付きはありません。
泉質は単純二酸化炭素冷鉱泉と単純放射能泉がブレンドされたものです。
やはり、有馬温泉と言ったら、赤茶色の「金泉」のイメージが強く、無色透明であまり温泉がない「銀泉」は物足りなく感じるかもしれません。しかし、「金泉」ほど濃厚ではないので、体への負担が軽く、浸かりやすい上、「金の湯」の方が人気があり、「銀の湯」は比較的、利用客が少ない中でゆっくりと温泉が楽しめます。
「有馬温泉」を訪れたら、「金の湯」と「銀の湯」を巡って、2つの温泉の違いを楽しむのもおすすめです。
交通アクセス
🚙阪神高速7号北神戸線・有馬口から約5分もしくは中国自動車道・西宮北ICから約15分
🅿専用の駐車場がないので、近隣のパーキングを利用