2つ目に訪れた温泉は奈良県吉野郡十津川村の共同浴場「十津川温泉 庵(いおり)の湯」です。
1つ目に訪れた「湯泉地温泉 公衆浴場 泉湯」からは車で約10分で行くことが出来ました。
前回の「湯泉地温泉 公衆浴場 泉湯」の記事はこちら。
「湯泉地温泉」から国道168号線を走り、「十津川温泉」に入ると、右側に村営駐車場が出てきます。「十津川温泉 庵の湯」には専用の駐車場がないので、村営駐車場を利用しなければなりません。初めの30分は無料、温泉を利用すれば1時間無料になります。
駐車場に車を停めて、国道を挟んだ向かい側へ渡り、左側へ歩いていくと、入り口が見えてきます。
「十津川温泉 庵の湯」は二津野ダム湖畔にある温泉で、入り口から階段を下りていきます。
階段は思っていたよりも長く、足腰が弱い方は注意が必要。
長い階段の途中にはベンチや足湯があり、二津野ダム湖の景色が見渡せます。
さらに階段を下りていくと突き当りに受付があり、その手前には飲泉所があります。
券売機で入浴券を購入し、すぐ横の受付で渡します。この時に村営駐車場の無料券を貰えます。
建物脇の細い道をさらに奥に進むと、ちょうど受付の裏側にあたるところに浴場の入り口が出てきます。
入浴料:大人600円 小人300円
営業時間:8時半~20時
定休日:毎週火曜日
脱衣所は狭く、利用者が多い時は厳しい感じ。
棚に脱衣カゴがあり、荷物を入れます。100円返却式の貴重品ロッカーが棚の真後ろにあり、念のため貴重品を入れます。
一つ目の温泉に続き、またまた貸切状態。
いざ温泉へ!
浴室に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが、窓の外に広がる二津野ダム湖の美しい景色です!
浴室は大人8~10人サイズの内湯があるだけのシンプルなつくり。露天風呂やサウナはありません。
横に洗い場があり、カランにも温泉が使われています。
浴室内は決して広くないですが、大きな窓ガラスから光が多く差し込み、非常に明るく、内湯ながら開放感があり、総木造りで木の香りが漂っています。
早速、掛湯をして温泉へ。
全身が心地よい温泉に包まれます。
お湯はほのかに白みがかった透明で、ほのかに硫黄の香り、鉄の香りがして十分に温泉感を感じられます。
つるつるすべすべとした浴感でとても浸かりやすく、気持ちが良い温泉です。
浴槽の角にある湯口からは静かに温泉が注がれ、浴槽の縁から溢れ流れていきます。
お湯に鉄分が含まれているので、溢れ流れた床など一部がオレンジ色に染まっていて、温泉の濃さを感じられます。
もちろん、加水加温・消毒なしの源泉掛け流しの温泉。
泉質はナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉。
お湯の良さはもちろんですが、何と言っても窓の外に広がるまるで風景画のようなダム湖の景色を見ながらの温泉がとても気持ち良く、時が経つのを忘れるほどです。
一人での~んびりと温泉を堪能し、最高の温泉時間を過ごせました。
飾り気のない素朴な雰囲気の浴室、広々とした窓の外に広がるのどかな美しい景色、そして、心地よい温泉。「ここまで来て良かった~」と思える素晴らしい温泉でした。
次の温泉の記事はこちら。
交通アクセス
🚃JR和歌山線・五條駅からバスで約3時間
🚙京奈和自動車道・五條ICから約1時間40分
🅿村営駐車場を利用(温泉利用者は1時間無料)
価格:1650円 |
価格:1030円 |