前回(上湯温泉 神湯荘 前編)の続きです。
前回の記事はこちら。
食事の後、部屋で少し休憩してから、大浴場へ向かいました。
男女別大浴場は本館の一番奥にあり、階段を下りていきます。
脱衣所は広く、棚に脱衣カゴがあるだけのシンプルなつくり。
いざ温泉へ!
浴室はそれほど広くありませんが、天井が高く、窓も大きいことから圧迫感はありません。夜は窓の外は何も光がないので真っ暗ですが、翌朝、窓の外には山の景色が広がっていて、とても気持ちが良かったです。
浴室の左側に大人6~8人サイズの石造りの浴槽、右側に洗い場があります。ちなみに「神湯荘」の温泉の中でシャワーがあるのは、この大浴場だけとなります。
岩の間からお湯が注がれ、広い浴槽に関わらず、絶えず浴槽からお湯が溢れ流れ出ているので、鮮度の良い温泉が楽しめます。もちろん、源泉掛け流し。また、飲泉もできます。
早速、掛湯をして温泉に体を沈めます。
無色透明のお湯は適温で気持ちが良く、思わず「あ~」と声が出てしまいます。
お湯からは硫黄の香りがし、滑らかな浴感。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉。
浴室内は湯が流れる音だけがし、しばらく湯に浸かりながら、朝から巡った温泉を思い出しつつ、うつらうつらとうたた寝をしてしまっていました。
夜も翌朝も利用した時間帯が良かったのか、他の利用客が全然いなくて、貸切状態で温泉を満喫できたこともあり、個人的には貸切露天風呂よりも、この大浴場の温泉の方が気に入りました。
翌朝、本館へ朝食を食べに外へ出ると、朝もやが立ち込め、幻想的な景色が広がっていました。
体に優しい温泉料理
朝食は本館にある食堂で頂きます。
朝食は体に優しいメニューが並んでいて、やや黄色っぽい温泉で炊いたご飯や温泉粥、出来立てが食べられる温泉豆腐など、料理にも温泉がふんだんに使われています。
どれも素朴ながらとても美味しく、朝からおなかいっぱい食べてしまいました。
「上湯温泉 神湯荘」へは険しい山道を通って行かなければならず、簡単に行くことは出来ませんが、秘湯と呼ぶに相応しい雰囲気があり、非日常感が味わえ、温泉や料理で心と体も癒される良い旅館でした。また訪れたいと思います。
昨日とは違い、雨が降り出しそうな曇り空でしたが、2日目の温泉巡りの旅へ出発しました。
次の温泉の記事はこちら。