今回の温泉は2012年に訪れた秋田県鹿角市の宿「蒸ノ湯温泉 ふけの湯」です。
「蒸ノ湯温泉 ふけの湯」は秋田県八幡平の山頂近く標高約1100mに位置する一軒宿で「日本秘湯を守る会」の会員宿です。温泉の歴史は古く約400年前に開湯した八幡平最古の湯と言われています。標高約1100mの場所にあるので、冬は雪に閉ざされ、4月下旬~11月上旬までの期間限定の営業となっています。
駐車場に車を停めて、建物へ。
帳場で入浴料を支払い、温泉へ。
「蒸ノ湯温泉 ふけの湯」には館内に男女別の内湯と露天風呂、館外に男女別の野天風呂、混浴野天風呂、オンドルとたくさんのお風呂があるのですが、到着が遅く、次の予定もあり、時間がなかったので、野天風呂だけを利用することにしました。
入浴料:大人700円 子供(3歳~小学生)400円
立ち寄り湯の営業時間:10時~15時
定休日:4月下旬~11月上旬の期間限定の営業
野天風呂へは建物の向かい側にある道を歩いていきます。
荒涼とした野天エリアの至る所から蒸気が立ち昇り、その景色に圧倒されます。
どこまでが温泉の敷地なのかわからないほどの広いエリアに男女別の野天風呂及び混浴野天風呂、地熱を活かしたオンドルなどが点在しています。
簡素な湯小屋に到着。
中に入ると、これまた棚があるだけの簡素なつくりの脱衣所があり、目の前には開放感抜群の温泉が!
いざ温泉(野天風呂)へ!
木造の浴槽は大人8~10人サイズの広さで周りには何もなく、とても開けていて、温泉旅館の露天風呂ではなく、まるで野湯のよう。
木の樋を通って、浴槽に注がれているお湯は灰色に濁った色をしていて、さらりとした浴感、ほのかに硫黄の香りがし、温泉感たっぷりです。源泉温度が高いので加水はされていますが、源泉掛け流しの温泉。
掛湯をして、ゆっくりと温泉に体を沈めると、湯底に沈殿していた湯の花が舞い上がり、お湯の色がより濃くなり、さらに温泉成分が濃い温泉になった気がします。
泉質は単純硫黄泉。
お湯の温度はやや熱めで、ゆっくりと長湯という訳にはいきませんでしたが、浴槽の脇に座って、景色を見ながら休憩しつつ、温泉を楽しみました。
温泉の良さは当然ながら、目の前に広がる景色や温泉の周りのロケーションがすごすぎて、圧倒されました。当たり前ですが、スーパー銭湯や街中の温泉では味わえない温泉の醍醐味を感じることが出来ました。
他では類を見ないほど開放感抜群の温泉はとても気持ち良く、温泉パワーを存分に感じました。今回は時間がなく、野天風呂しか利用しないという勿体ないことをしたので、再訪して、他の温泉も利用したいと思いつつ、もう10年以上、時が経ってしまいました。訪れる体力、元気があるうちに必ず再訪したいと思います。
「蒸ノ湯温泉 ふけの湯」の近くにある温泉
→「蒸ノ湯温泉 ふけの湯」から車で約16分で行けます。
→「蒸ノ湯温泉 ふけの湯」から車で約10分で行けます。
→「蒸ノ湯温泉 ふけの湯」から車で約30分で行けます。
交通アクセス
🚃JR田沢湖駅からバスで約1時間40分
🅿50台(無料)