今回の温泉は2025年に訪れた島根県出雲市の日帰り温泉施設「多伎いちじく温泉」です。
「いちじくの町」

「多伎いちじく温泉」がある出雲市多伎町は昔から「いちじく」の栽培が有名で「いちじくの町多伎町」と呼ばれるほどで、温泉施設の名前の由来にもなっています。収穫の時期になると、館内にある売店では「いちじく」の販売や発送も行われます。

駐車場に車を停めて建物へ。色鮮やかな玄関がお出迎え。
中へ入ると靴を脱いで靴置き場へ。
玄関から入ってすぐの場所にある受付で入浴料を支払います。
受付前は広いロビーになっていて、売店や休憩スペースがあります。
一番奥にある入り口へ。
入浴料:
大人(高校生以上)700円 小・中学生500円 未就学児300円 3歳未満無料
営業時間:10時~21時(最終受付20時半)
定休日:年中無休
泉質が異なる2つの浴室
「多伎いちじく温泉」には「比売の湯」と「海神の湯」の2つの浴室があり、それぞれ異なる泉質の温泉となっています。2つの浴室は毎日、男女湯が交代します。訪れた日は「海神の湯」を利用出来ました。
脱衣所はやや狭め、無料鍵付きロッカーが完備されています。
いざ温泉へ!
浴室の天井は高く、窓も大きいので、太陽の光が多く入り、とても明るく、内湯ながら開放感があります。
浴室に入って左側、壁沿いに洗い場が並んでいて、浴室右側の窓に沿って、大人12~15人サイズの横長の浴槽があり、浴槽の一部ではジャグジー風呂が楽しめます。

早速、掛湯をして温泉へ。
透明のお湯は滑らかで、軽くつるつるとした浴感の温泉。熱めで、体の芯から温まり、血行がよくなりそうな感じがします。加水はされていますが、源泉掛け流しの温泉。
泉質はナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(等張性・中性・高温泉)
ちなみにもう一つの浴室の「比売(ひめ)の湯」の泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(等張性・弱アルカリ性・高温泉)
「いちじく」の葉を使った薬草湯

主浴槽の隣には大人3人サイズの広さの「薬草湯」があります。

「薬草湯」には施設周辺の農家さんたちに提供された乾燥した「いちじく」の葉が溶かし込まれています。神経痛や・リューマチ・冷え性などに効果があると言われているそう。
早速、浸かってみると、ほのかに色づいたお湯からは独特の香りがします。長湯可能な、ぬるめの温度でとても心地よい温泉です。
ちなみにこの「薬草湯」は源泉掛け流しではなく、循環式の温泉です。
循環式の温泉でしたが、暑い日に訪れたので、ついつい長湯をしてしまいました。
風情ある露天風呂へ!

内湯から露天風呂へ出て、数メートル歩くと、大人4~5人サイズの岩風呂が出てきます。周りはとても静かで落ち着いて温泉が楽しめます。

岩風呂の周りは日本庭園風になっていて、とても風情があります。塀の向こうにはのどかな風景が広がっていて、心も体も癒されます。自然に囲まれた静かな雰囲気の中で、ゆったりとした気持ちで温泉を満喫しました。
交通アクセス
🚙山陰自動車道・出雲ICから約15分
🅿110台(無料)
![]()