今回の温泉は2016年に訪れた和歌山県和歌山市にある「花山温泉 薬師の湯」です。
「花山温泉」は関西屈指の名湯で、その湯は関西最強の高濃度炭酸泉と謳われています。
「花山温泉」の創業は昭和43年なのですが、温泉自体は約1200年の歴史があります。
立ち寄り湯の利用者は多く、観光客だけでなく地元の方たちも多く利用していて、浴場はさながら銭湯のような雰囲気です。
「花山温泉」は宿泊もでき、和歌山県産の高級魚クエや那智勝浦のマグロや熊野牛のすき焼きなど温泉だけでなく料理も楽しめます。
レトロな雰囲気の建物に入り、下駄箱に靴を入れ、廊下を進み、階段を上がります。
売店や休憩スペースがある広いロビーに券売機があるので、入浴券を購入し、受付で渡し、中へ。
入浴料:大人1150円 小人580円
※夕方17時以降からは割引きがあり、大人900円、小人450円に。
立ち寄り湯の営業時間:8時~22時
定休日:毎週木曜日
「大浴場」という案内を辿って、さらに長い廊下を進みます。
すると突き当りに男女別の入り口が出てきます。
脱衣場はそれほど広くありません。
棚にカゴが置いてあるだけの場所もありますが、無料鍵付きロッカーもきちんと完備されています。
いざ温泉へ!
浴室に入ると、ジャグジー風呂や打たせ湯、サウナ、水風呂などがありますが、一番先に目に飛び込んでくるのが、浴室の一番奥にそびえる茶色い析出物で覆われた浴槽です!
驚異的な濃厚な温泉!
元の浴槽の状態がわからないほどの、凄まじい温泉の析出物が堆積しています!
それもそのはず、「花山温泉」の泉質は含二酸化炭素・鉄-カルシウム・マグネシウム・塩化物泉でナトリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分などが多く含まれている非常に濃厚な温泉なのです!
左側の浴槽は温度約26度の「源泉風呂」で、右側の浴槽は加温された約41度の「大浴場」で、右側奥の浴槽は約38度に加温された「低温風呂」になっています。
湯はご覧の通り、湯底が見えないほどの濃い茶褐色ですが、湧出時は透明で、空気に触れて酸化し、茶褐色になります。また、鉄の香りがし、水面には薄く油のようなものが見られます。
これはカルシウムで、一晩経つと、温泉の水面にカルシウムの膜が張ります。
宿泊すると、いわば宿泊者特権で、この膜を見ることができ、割ることが出来ます。
先述の通り、「関西最強の高濃度炭酸泉」と謳われているほど、炭酸濃度が高く、浸かっていると、シュワシュワと泡感を感じられます。
関西で、これほど濃厚な温泉を楽しめるところは少ないので、浸かっているだけで楽しくなります!もちろん、源泉かけ流しです!
「源泉風呂」は約26度と低く、初めは冷たく感じますが、慣れると「源泉風呂」から出られなくなるほど気持ち良かったです。
「交互入浴」がおすすめ!
おすすめの入浴法として、「源泉風呂」と「大浴場」の交互入浴が体には良いようです。
私もじっくりと温泉を楽しむために交互浴をしながら、その濃厚な温泉のパワーを体中で堪能しました。
浴槽の奥に扉があり、開けると露天風呂に行けます。
交通アクセス
🚃JR和歌山駅からタクシーで約10分、バスで約15分
🚙阪和自動車道・和歌山ICから約5分
🅿60台(無料)