今回の温泉は2022年に訪れた大分県別府市の共同浴場「駅前高等温泉」です。
「駅前高等温泉」は別府駅前通りに面した、大正ロマンを感じる洋館風の建物が印象的な町営の温泉施設で、JR別府駅から徒歩2分の場所に位置し、別府駅から一番近い共同浴場です。
立ち寄り湯だけでなく、2階には大広間があり、リーズナブルな料金で素泊まりも出来ます。
「駅前高等温泉」は大正13年に地元の方々の寄付金によって建てられました。「高等湯」という「あつ湯」の温泉が源泉であることから「高等温泉」という名前がつきました。
レトロな雰囲気がある建物に入ると、券売機があるので入浴券を購入し、すぐ後ろにある番台に入浴券を渡します。
「あつ湯」と「ぬる湯」
「駅前高等温泉」には「あつ湯」と「ぬる湯」の2つの温泉があり、入浴券を購入する時にいずれかを選ばなければなりません。
いずれも泉質はアルカリ性単純温泉で「あつ湯」は湯温が約43~45度、「ぬる湯」は湯温が41~42度です。
私は初めて訪れたので、「ぬる湯」を選択しました。
入浴料:「ぬる湯」「あつ湯」共に大人200円 小人100円
営業時間:6時~24時
定休日:年中無休
※年2回(4月・11月)の大掃除の時だけ休みです。
番台横の扉を開けると脱衣所があります。
脱衣場は狭く、簡易のロッカーとカゴがあるだけなので、貴重品は持ち込まない方が良さそうです。
いざ温泉へ!
浴室の扉を開けると、半地下のようになっていて、階段があり、下に降ります。
浴槽は2つあり、一つは大人4~5人サイズのタイル張りの長方形の浴槽と、もう一つは階段の下にあり、大人3~4人サイズの木造りの浴槽です。
全然「ぬる湯」じゃない!?
早速、温泉に浸かろうと足を入れたのですが・・・「熱い!」
湯は「ぬる湯」と言いながら、めちゃめちゃ熱い湯!
それでも、せっかく来たからと思い、頑張って浸かりましたが、熱くて5分も浸かれません。
あきらめて、階段下の木造りの浴槽にチャレンジをします。
おそる、おそる足を入れてみると・・・「いける!」
こちらの浴槽は熱すぎるというほど熱くなく、気持ち良く浸かれます!
その後は、2つの浴槽を交互浴のように行ったり来たりしながら、温泉を楽しみました。
湯はほんのり緑がかった色をしていて、ほのかに金気臭がし、ツルツルスベスベとした浴感の温泉でした。
露天風呂などもなく、こじんまりとした温泉ですが、建物を含め、レトロな空気感が漂う、雰囲気のある良い温泉でした。
交通アクセス
🚃JR別府駅から徒歩約2分
🚙大分自動車道・別府ICから約15分
🅿5台(無料)