10ヵ所目に訪れた温泉は日当山温泉郷の共同浴場「侏儒(しゅじゅ)どん温泉」です。9ヵ所目に訪れた「日当山温泉 日当山温泉センター」から徒歩5分で来れました。
前回の「日当山温泉 日当山温泉センター」の記事はこちら。
大きな通りから少し路地裏に入ったところに「侏儒どん温泉」があります。
名前の由来
「侏儒どん温泉」の名前は藩政時代日当山の地頭だった「徳田大兵衛」という頭の回転が早く、男気があり、ユーモアのある愛嬌ある人物の愛称「侏儒どん」から名づけられています。ちなみに「侏儒」は身体の小さい人を意味するそうです。
建物の入り口に番台のようなものがありますが、ここには誰もいなくて、建物の中に受付があります。
受付で入浴料を支払い、中へ。
入浴料:大人(中学生以上)200円! 小人(3歳~小学生)100円
営業時間:10時~20時
定休日:毎月1日・15日
平日の昼間だったこともあり、他に利用客がいなくて貸し切り状態で利用できました。
脱衣所は広々としていて、レトロな雰囲気が漂っています。
鍵付きロッカーはなく、棚があるだけの簡素なつくりです。
脱衣所の入り口上部には「入浴者心得」と「効能書」が掲示されています。
いざ温泉へ!
脱衣所同様、レトロな雰囲気の浴室は露天風呂やサウナなどはなく、内湯のみのシンプルなつくりです。
浴室中央にタイル張りの浴槽が3つ並んでいて、左側から「上湯」「下湯」「寝湯」となっています。
湯口は「上湯」にあり、源泉かけ流しの温泉が「上湯」に注がれて「下湯」から「寝湯」へ流れていきます。湯は常時浴槽から溢れ出ていて、鮮度の良い温泉が楽しめます。
「上湯」は温泉成分によって、浴槽がオレンジ色になっていますが、それほど濃厚さは感じません。
「上湯」でもおそらく約41℃ぐらいでそれほど熱くなく、「下湯」は温めで長く浸かっていられます。
無色透明の湯は少しとろみがあり、やわらかく、つるつるとした浴感の湯です。
浴槽から見た脱衣所。
少し寂れた感じがとても良いです。浴室内はとても静かでとても落ち着きます。
心地よい湯に体を委ねながら、しばらく目を瞑って温泉を楽しみました。
温泉から出るタイミングを見失うぐらい本当に気持ち良い湯で、ずっと浸かっていたくなるほどでした。
先述の通り、他に利用客がいなかったので、ゆっくりと極上温泉を満喫しました。
有名な温泉も良いですが、「侏儒どん温泉」のような素朴な温泉も良いものです。
次の温泉の記事はこちら。
交通アクセス
🚃JR日当山駅から徒歩で約10分
🛫鹿児島空港から車で約15分
🅿約30台(無料)