今回の温泉は2018年に訪れた兵庫県西宮市の「武田尾温泉 元湯」です。
関西の奥座敷
「武田尾温泉」は武庫川上流の渓谷にあり、西宮市と宝塚市の境にあり、関西の奥座敷とも呼ばれていて、紅葉の季節は素晴らしい景色を楽しめます。
ちなみに「武田尾温泉」の名の由来は「武田尾銀蔵」という温泉を発見した落ち武者の名前からきています。
かつて「武田尾温泉」には数件の旅館があったのですが、今は「紅葉館 別邸あざれ」という旅館が一軒だけ営業をしています。
「武田尾温泉 元湯」は「武田尾温泉」の一番奥に位置し、昔は旅館として営業されていましたが、今は経営者が変わり、旅館としての営業はしていません。
今は「日帰り温泉」と「温泉と食事」と「温泉と部屋にて食事 3時間コース」という3つのコースの営業をしています。
「日帰り温泉」と「温泉と食事」は土日祝日のみ営業で時間は11時~18時です。
「温泉と部屋にて食事 3時間コース」は休館日以外は毎日営業しています。
(休館日はホームページにて確認が必要)
営業時間は11時~17時です。
「温泉と食事」と「温泉と部屋にて食事 3時間コース」は事前に予約が必要ですが、日帰り温泉は予約なしで利用することが出来ます。
私は「温泉と食事」コースを電話で予約し、利用しました。
入浴料:大人1000円 小学生500円 小学生以下無料
※貸しハンドタオル付き
立ち寄り湯の営業時間:11時~18時
立ち寄り湯の営業日:土日祝日のみ
※雨の日は休館
「温泉と食事」コースは1600円~2100円利用でき、「温泉と部屋にて食事 3時間コース」は6000円~8000円で利用できます。
建物の外観は改装されていて、少しお洒落な雰囲気になっています。
建物に入ると、フロントがあるので予約した旨を伝えると、先に温泉に入るか、食事にするかを聞かれました。
私は早く温泉に入りたかったので、迷わず先に温泉を選びました。
タオルを渡され、温泉に向かいます。
温泉までは長い廊下が続いていて、温泉への期待が膨らんでいきます。
いざ温泉へ!
浴室はレトロな雰囲気のタイル張りで大人3~4人サイズの浴槽がひとつあるだけで露天風呂はありません。
そのシンプルさがより秘湯感を醸し出しています。
ちなみに女湯はこんな感じです→
無色透明の湯でクセがないので、人によっては物足りなく感じるかもしれません。
残念ながら、源泉かけ流しではなく、加温されていて循環濾過式ですが、消毒臭はあまり感じず、ほのかに硫黄の香りがして、雰囲気も相まって温泉感をたっぷりと楽しめます。
私が訪れた時はちょうど先客が出た後で、貸し切りで温泉を堪能することが出来ました。
ちょうどよい湯加減に加温されていて、長く浸かることが出来、窓から見える山の景色を楽しみながら、のんびりと浸かることが出来ました。
食事
温泉から出た後は、食事です。
この地域はジビエが名物らしく、せっかくだからと「猪肉」と「鹿肉」を使ったメニューを頼みました。
私は「いのししの生姜焼き丼」を家族は「鹿肉の焼肉丼」を食べました。
「猪肉」の方は若干、肉が固めでしたが美味しく、「鹿肉」の方は少し臭みを感じましたが、普段食べない料理なので思い出になりました。
ハイキング、牡丹鍋も!
「武田尾温泉」へは電車でも行けて、最寄り駅であるJR武田尾駅には宝塚市の市街地から電車で約30分ぐらいで行くことができ、近くには福知山線廃線跡があり、ハイキングコースとなっています。
また、JR武田尾駅から徒歩約10分のところに「畑熊商店」という飲食店があります。牡丹鍋や、猪肉料理はもちろん、旬の食材を使った田舎料理が味わえます。
ちなみに阪神タイガースが勝った翌日は生ビールが100引きの510円になります。
「武田尾温泉」は温泉地としては少々寂れてしまいましたが、逆にその寂れた雰囲気が秘湯感を醸し出していて、とても良い温泉でした。
交通アクセス
🚃JR武田尾駅から徒歩約12~15分
🚙中国自動車道・宝塚ICから約35分
🅿約10台(無料)