今回の温泉は2022年に訪れた大阪府貝塚市の温泉旅館「奥水間(おくみずま)温泉」です。
泉州の奥座敷
「奥水間温泉」は大阪府と和歌山県の県境に近いところにあり、「泉州の奥座敷」と呼ばれています。
宿泊はもちろん、食事と入浴がセットになった日帰りプラン等もあり、立ち寄り湯の利用もできます。
立派な建物の前には日本庭園が広がっていて、とても風情がある旅館です。
四方を山々に囲まれた建物は秘湯感も漂っていて、温泉への期待が膨らみます。
玄関に入ると、ずらっとスリッパが整然と並んでいて、すぐに係りの人が来てくれました。
立ち寄り湯の利用を伝え、フロントで入浴料を支払います。
立ち寄り湯の利用ではクレジットカードは使えませんが、ペイペイは使えます。
入浴料:大人1100円 子供(0~12歳)660円
※JAF優待あり。入浴料が大人660円に。
立ち寄り湯の営業時間:11時~20時
※日帰りプランは21時まで、宿泊の場合は6時~24時まで利用できます。
定休日:年中無休
庭園が望める休憩スペースのロビーを進み、突き当りを左側に進むと男女別の入り口が出てきます。ロビーから見える庭園もとても綺麗でした。
脱衣所はそれほど広くないですが、清潔感があり、鍵付きロッカーもあるので、貴重品を持ち込んでも大丈夫です。
いざ温泉へ!
浴室には大人12~15人サイズのL字型の浴槽があります。
浴槽は浅めに作られていて、半身浴の状態で、窓の外の渓流の木々の景色を見ながら、ゆっくりと浸かれます。
残念ながら源泉かけ流しではなく、かけ流し循環併用・消毒ありの温泉なのですが、それほど消毒臭は気にならず浸かることが出来ました。
源泉温度も約20度と低いので加温され、湧出量が少ないため加水もされているようです。
しかし、浴槽の縁が温泉の析出物で茶色くなって固まっていたので、温泉の成分が濃い湯であることは確かなようです。
実際に浸かってみても、泉質の良さを感じることができ、ほのかに緑がかった湯はとろみがあり、つるつるすべすべとした浴感で、いわゆる「美人の湯」です。
泉質はナトリウム・炭酸水素塩泉。
浴槽には飲泉場があり、口に含むと鉄の香りとほのかに硫黄の香りが口の中に広がりました。
露天風呂もあり、大人3~4人サイズのこじんまりとした浴槽ですが、湯の温度も丁度良く、のんびりと浸かることが出来ました。
露天風呂のそばには桜の木があり、風が吹くごとに桜吹雪が舞って、とても風情がありました。
とにかく余計なものが何もない環境で、とても静かで、そばを流れている小川のせせらぎの音や風の音、ウグイスの鳴き声が聞こえてきて、心地よい時間を過ごせました。
四季折々の自然を楽しみながら・・・
「奥水間温泉」の魅力は泉質もさることながら、春は見事な桜、秋は綺麗な紅葉、冬は雪景色を見ながら、四季折々の自然の中で温泉に浸かり、心身共に癒されながら過ごせることです。
立ち寄り湯だけでなく、宿泊をして、じっくりと楽しみたい温泉です。
「奥水間温泉」の近くにある温泉
交通アクセス
※宿の無料送迎バスもあり
🚙阪和自動車道・貝塚ICから約10分、阪神高速・貝塚出入口から約15分
🛫関西空港から車で約30分
🅿約80台(無料)
価格:1030円 |