今回の温泉は2009年に訪れた青森県平川市にあった「津軽湯の沢温泉 秋元温泉」です。
「津軽湯の沢温泉」は津軽藩が発見して以来、約400年の歴史を持つ温泉です。
青森県と秋田県の県境付近にある「津軽湯の沢温泉」にはかつて3軒の湯治宿があり、どの湯治宿も名湯揃いの温泉地で、「秋元温泉」はその湯治宿の中の1軒になります。
残念ながら・・・
「津軽湯の沢温泉」は2012年9月末に「秋元温泉」が休業し、消滅してしまいました。
「秋元温泉」は「津軽湯の沢温泉」の一番奥に位置しています。
建物の中に入り、帳場で入浴料を支払います。入浴料は大人350円。
浴室は帳場の前にあり、左側に男女別の浴室があり、右側に混浴の大浴場があります。
私は混浴の大浴場を利用しました。
私が訪れた時は夜遅く、他に利用客がいなくて、貸し切り状態でした。
こじんまりとした脱衣所は棚があるだけのシンプルなつくりでカゴもありませんでした。
混浴の大浴場は脱衣所は男女別に分かれていますが、浴室が一緒になる形になっています。
いざ温泉へ!
浴室に入ると、硫黄の香りが漂い、温泉成分の濃さを感じることが出来ます。
浴室の真ん中に大人10人サイズの楕円形の浴槽があり、浴槽の真ん中に仕切りがあり、一応、手前が女湯、奥が男湯に分かれています。
浴槽の縁や浴室の床は温泉の析出物で白く染まっています。
強烈な温泉!
湯は温泉の析出物で覆われたパイプから注がれていて、とても強い硫黄の香りとアンモニアの香りのような独特な匂いが鼻をつきます。
酸性硫黄泉の湯は緑がかった白濁した色をしていて、湯の花が舞っており、鮮度の良さを窺い知れます。
湯温は高く、おそらく43度~44度あり、しかも温泉成分が濃厚なので長く浸かることは出来ませんでした。
とにかく、強烈な香りと温泉の濃さを感じたことを覚えています。
もう体験できないのがとても残念ですが、いつか復活することを期待したい温泉です。
交通アクセス