今回の温泉は2010年に訪れた福島県福島市にある「赤湯温泉 好山荘」です。
「赤湯温泉」は福島県にある5つの温泉地からなる「土湯峠温泉郷」のひとつで、「好山荘」は「赤湯」と「白湯」という名で、紅白の温泉が楽しめる温泉旅館です。
冬季は雪のため休業しており、4月中旬~11月下旬の期間限定の温泉です。
「好山荘」は「日本秘湯を守る会」の会員宿です。
赤いトタン屋根に平屋造りの建物は鄙びた雰囲気があり、秘湯感が漂っていて、温泉への期待値が上がります。
入り口には信楽焼の狸が佇んでいます。
建物に入ると帳場があり、入浴料を支払います。
入浴料:大人500円
立ち寄り湯の営業時間:10時~14時
定休日:冬季休業
まずは「赤湯」へ!
「赤湯」は建物の中にあります。
案内に従い、廊下を進み、浴室につながる階段を下りて脱衣所に行きます。
脱衣所は棚にカゴがあるだけの簡易なつくりです。
浴室に入ると、大人4人サイズの浴槽があります。
緑がかった白濁の湯の泉質は含鉄・単純泉で金気臭と土の香りがする温泉です。
浴槽の周りは赤茶色した温泉の析出物でコーティングされ、湯底にも湯の花が堆積していて温泉の濃厚さを感じます。
少し熱めで湯当たりする恐れがあったため、長湯は出来ませんでしたが、温泉感を強く感じました。
内湯には露天風呂があり、大人5人サイズの野趣あふれる岩風呂があります。
露天風呂の方が「赤湯」という名に近い赤茶色の湯になっていて、内湯よりは温度が低く、浸かりやすい湯でした。
ゆっくりと浸かりたかったのですが、もう一つの温泉に入るために早めに切り上げます。
続いて、「白湯」へ!
「白湯」は建物の外にある露天風呂なので、一旦、着替えて移動します。
脱衣所は青いタンクです!
ブルーシートで覆われた屋根付きの鄙びた雰囲気のある露天風呂です。
「白湯」という名の通り、青みがかった白濁した湯で、湯底には白い湯の花が沈殿していて、温泉成分の濃さがわかります。
泉質は単純硫黄泉。
硫黄の心地よい香りがして、温泉感を強く感じることが出来ました。
静かな雰囲気で、ぬるめの湯だったので、のんびりと温泉を堪能することが出来ました。
関西に住んでいる私にとっては福島県は遠く、なかなか行くことが出来ませんが、また訪れたい温泉です。
交通アクセス
🚃JR福島駅からタクシーで約1時間10分
🚙東北自動車道・福島西ICから約1時間
🅿約50台(無料)