3つ目に訪れた温泉は岡山県真庭市の山間にある一軒宿「郷緑（ごうろく）温泉 郷緑館」です。
2つ目に訪れた「足温泉 足温泉館」から車で10分ぐらいで行くことが出来ます。
前回の「足温泉 足温泉館」の記事はこちら。
駐車場に車を停めると、レトロな看板が迎えてくれます。
お城のような立派な石垣の上にある建物が「郷緑温泉館」です。
石垣沿いにある階段を上っていくと、入口が見えてきます。
ところが・・・
暖簾を潜り、玄関へ入ると、中は真っ暗です。
もしかして、休み！？一瞬、不安がよぎります。
何度か「すみませーん」と声を掛けると、奥からおばあちゃんが出てきました。
ほっと一安心です。
立ち寄り湯の利用する旨を伝え、初めての利用だと伝えると、温泉の利用方法などを丁寧に教えてくれました。
入浴料を支払い、中へ。
「郷緑温泉館」は浴室が一つしかなく、30分間貸切になります。
入浴料は500円と貸切なのにとてもリーズナブル！
玄関横に温泉への入り口があります。
中に入ると、簡素なつくりの脱衣所があります。
コインロッカーはなく、棚に荷物を入れます。
脱衣所の壁には「自然湧出 かけ流し」の文字が。
そして、「露天風呂番付」が掲げられています。
ちなみに「郷緑温泉館」には露天風呂はありません。
温泉へのアプローチが何とも言えなく良い感じです。
いざ温泉へ！
浴室に入ると、2つ浴槽が並んでいます。
奥の大人4～5人サイズの浴槽は源泉かけ流しの少し温めの温泉です。
この浴槽は岩盤の上にあり、岩の割れ目から湯が湧き出ている、いわゆる「足元湧出」の温泉です！
手前の大人2～3人サイズの浴槽は源泉を加温した湯で循環濾過式の約42度の温泉です。
透明感抜群の足元湧出の温泉！
何と言っても、湯の透明度に驚きます！
とてもクリアな湯で、岩盤の割れ目からプクプクと温泉が湧き出る瞬間を確認できます！
また、常時、湯が浴槽からオーバーフローしていて、鮮度の良い温泉が楽しめるのも良かったです。
つるつるすべすべとした浴感で気持ちが良く、湯の温度が約35～36度ぐらいなので体中が包まれている感じで心地よく、眠たくなるほど、ずっと浸かっていられました。
おばあちゃんの説明では上がり湯として熱めの浴槽を使ってね、と仰られていましたが、私には少し熱すぎるように感じて、ほとんどの時間を源泉かけ流しの浴槽で楽しみました。
本当に気持ちの良い温泉で、利用時間の30分では足りないぐらい、もっと浸かっていたいと思える、とても素晴らしい温泉でした。
浴室の壁には「郷緑温泉の歴史」と「温泉分析表」が掲示されていました。
名物「スッポン料理」！
「郷緑温泉館」は温泉だけでなく、「スッポン料理」が名物で宿の下にある温泉を利用した養殖場では約2000匹のスッポンがいるそうです。
宿泊すると、「スッポン料理」のフルコースが味わえます。
入り口にはスッポンの置物が。
次の温泉の記事はこちら。
交通アクセス
🚃ＪＲ中国勝山駅からバスで約30分
🚙米子自動車道・湯原ＩＣから約5～6分
🅿約8台（無料）
