6つ目に訪れた温泉は岡山県鏡野町の旅館「奥津温泉 東和楼」です。
5つ目に訪れた「湯の里 瀬戸川温泉」からは車で約20分で行くことが出来ます。
事前に「奥津温泉 東和楼」の立ち寄り湯の営業時間が10時からということを確認していたので、営業開始の時間まで奥津温泉街を散策しました。
奥津温泉街の散策の記事はこちら。
営業開始時間の10時に間に合うように「奥津温泉 東和楼」に向かいます。
「東和楼」は昭和3年創業の木造3階建ての老舗旅館です。
創業時に建てられた建物は重厚感がある良い雰囲気が漂い、温泉への期待が膨らみます。
玄関も立派で、看板も老舗旅館の歴史を感じさせます。
ところが・・・
営業時間開始の10時を過ぎても、カーテンは閉められたままで、開く様子がありません。
心配になり、旅館に営業時間の確認の電話をしました。
私「立ち寄り湯の営業時間は何時からですか?」
旅館「え~、昼過ぎぐらいからです。」
私「えっ?そうなんですか。昼過ぎとは何時ぐらいですか。」
旅館「えっ、今どちらにいらっしゃいますか。」
私「今、旅館の前にいます。」
旅館「それでしたら、今、開けます。少し準備をよろしいでしょうか。」
私「ありがとうございます!」
と、いうことで、営業時間は10時で間違っていないようでしたが、利用客が少ない、平日の午前中ということもあり、昼過ぎから開けるようでした。
結局、すぐに開けて下さり、無事に立ち寄り湯の利用ができました。
玄関に入ると右側に帳場があり、入浴料を支払います。
入浴料:大人800円 小人(3歳~小学生)400円
※家族風呂:1時間1000円で利用ができます。
立ち寄り湯の営業時間:10時~15時
定休日:年中無休
入浴料を支払うと、地下へ続く階段を案内され、そのまま地下へ降りて下さいと言われます。
そのまま進んでいくと、薄暗い洞窟のような廊下が出てきます。
どこか異世界に行くような不思議な雰囲気です。
さらに進むと、突き当りに温泉の入り口らしきものが出てきます。
左側が「女湯」、右側が「男湯」の入り口になっていましたが、「女湯」の方は使用禁止になっていました。
扉を開けると、狭い脱衣所があります。
棚にカゴがあるだけの簡素なつくりです。
いざ温泉へ!
浴室には大人3~4人サイズの天然の岩風呂だけがあります。
浴室の半分以上を岩風呂が占めています。
岩風呂の横にこじんまりとした洗い場があります。
浴室内は決して綺麗とは言えない状態でしたが、そんなことは気にならないぐらい素晴らしい温泉が目の前にあります!
透明感抜群の温泉!
岩風呂は自然の岩盤の上に作られていて、底はゴツコツとしていて、一部深い箇所があったりします。
風呂内には座れるような岩もきちんとあり、ゆっくりと浸かっていられます。
湯はとても透明感があり、つるつるすべすべとした浴感の温泉です。
足元湧出の温泉!
お湯は岩風呂内にあるパイプからも湧出していますが、岩盤の隙間からも湧出していて、新鮮な温泉が楽しめます!
湯量も豊富で常時、岩風呂からオーバーフローしていました。
もちろん、加水加温・消毒なしの源泉かけ流しの温泉です。
誰も利用客がいなかったので岩風呂の横に寝そべり、しばらく「トド寝」をして、極楽の温泉時間を過ごしました。
本当に心地良い、やわらかな湯で、温泉に包み込まれているような気持ちの良い湯でした。浴室からは外の景色は望めませんが、素晴らしい温泉でした!
次の温泉の記事はこちら。
交通アクセス
🚙中国自動車道・院庄ICから約30分
🅿5台(無料)
価格:1650円 |