そして、温泉。

そして、温泉。

今までに訪れた全国各地の魅力ある温泉のことを記していこうと思います。      時々、マラソンのことも。

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三朝温泉 旅館大橋(鳥取県)

今回の温泉は2020年に宿泊した鳥取県三朝町の老舗旅館三朝温泉 旅館大橋」です。

 

世界屈指の放射能

三朝温泉は約850年の歴史を持つ鳥取県を代表する温泉地で、世界屈指の放射能泉、高濃度のラドン含有量を含んでいることで有名な温泉地です。

ラドンとはラジウムが分解されて発生する弱い放射線のことで、体に浴びると新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まります。この効果を「ホルミシス効果」と言います。

 

三朝温泉」の名前の由来は「三度目の朝を迎えるころには病が治る」と言われたからと伝えられています。(諸説あり)

昭和初期に建てられた、厳かな雰囲気のある建物は国の登録有形文化財に指定されています。館内はとても美しく、落ち着いた雰囲気があります。

ロビーからは旅館の横を流れる三徳川の美しい景色が見渡せます。

チェックイン後、部屋で一旦休憩後、早速温泉へ。

 

「旅館大橋」では立ち寄り湯の営業もしています。

入浴料:大人1500円、小人(3歳~小学6年生まで)500円

営業時間:15時~21時

浴場は「厳窟の湯」と「せせらぎの湯」の2つがあり、まずは「せせらぎの湯」に向かいました。

 

「せせらぎの湯」

「せせらぎの湯」は脱衣所が2か所あり、いずれの脱衣所からも浴室に入ることができます。

旅館大橋HPより

浴室に入るとまず、大人2~3人サイズの「内風呂」があります。

旅館大橋HPより

そのまま進むと、大人5人サイズの「檜風呂」があります。

旅館大橋HPより

さらに奥に進むと大人8~10人サイズの岩造りの「半露天風呂」があります。「半露天風呂」は透明の湯で少し熱めでしたが、訪れた時は雪が舞っているほど寒い日だったので、心地よく温泉に浸かれました。

 

泉質は弱放射能泉-ナトリウム-塩化物泉。

ラジウム含有量が多い温泉なので、温泉に浸かりながらも、湯気を吸いこむことによっても温泉の効能を得られます。

三朝温泉 旅館大橋HPより

さらに奥に進むと、源泉を利用した「ホルミシスサウナ(ミストサウナ)」があります。

ホルミシス」とは放射能泉に含まれるラドンを体に浴びることにより、新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まる効果のことを言い、この「ホルミシスサウナ」は効率よく、その効果が得られるサウナだと言えます。

食事をした後は、もうひとつの浴場の「厳窟の湯」へ。

 

おすすめは「厳窟の湯」

浴室に入るとすぐに階段があるので下りて行きます。

旅館大橋HPより

「厳窟の湯」という名の通り、元々、三徳川に湧き出ていた温泉をそのまま使って、建物を作っているので、お風呂は天然の岩で造られた迫力あるものになっていて、浅い所や深い所があり、河原の温泉に入っているようです。

浴室左側から「下之湯(ラジウム泉)」「中之湯(ラジウム泉)」「上之湯(トリウム泉)」と4つのお風呂が並んでいます。

旅館大橋HPより

「トリウム泉」は三朝温泉では「旅館大橋」にしかなく、昭和23年には世界一の濃度と称されている貴重な温泉です。

見た目はどの湯も同じように見えて、明確な違いはわかりません。

 

足元湧出の温泉!

いずれのお風呂も足元から湯が湧出していて、時折、ポコポコと音を立てながら、湯が湧き出していました。

 

4つのお風呂は大きさも違い、温度も微妙に違います。私は少しぬるめの「上之湯」でゆっくりと温泉を楽しみました。

旅館大橋HPより

天井が高く、広い浴室内はとても静かで、落ち着いた雰囲気の中で、じっくりと温泉に浸かることができ、湯上り後は体がしっかりと温まり、温泉の効果を強く感じました。

 

「旅館大橋」は重厚な雰囲気の建物、泉質効果が高い温泉、味だけでなく見た目も素晴らしい料理とすべてが揃ったおすすめの旅館です。

 

外湯巡りもおすすめ!

三朝温泉街には「株湯」と「たまわりの湯」という2つの共同浴場があったのですが、残念ながら「たまわりの湯」は閉業してしまいました。しかし、他の旅館でも立ち寄り湯の営業しているので、それらを巡るのもおすすめです。

 

 

交通アクセス

🚃JR山陰本線倉吉駅からバスかタクシーで約30分

🚙中国自動車道・院庄ICから約1時間30分もしくは米子自動車道・湯原ICから約1時間

🅿約30台(無料)

 

 

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