今回の温泉は2009年に初めて訪れ、その後、2度訪れた長野県松本市にある旅館「白骨温泉 泡の湯旅館」です。
信州の山深い場所にある「泡の湯旅館」は明治45年創業の老舗旅館で、白濁の湯が楽しめる混浴大露天風呂が有名です。
立ち寄り湯の入り口は裏手にあります。
中に入り、下駄箱に靴を置き、正面にある受付で入浴料を支払います。
廊下を進むと男女別の入り口が出てきます。
脱衣所は作り付けの棚にカゴがあるだけです。
貴重品は入口付近にある貴重品ロッカーにいれなければなりません。
荷物をカゴに入れて、温泉へ!
まずは名物の混浴大露天風呂へ向かいます。
大露天風呂へは内風呂を通って行きます。専用の通路を歩いていくと大露天風呂の浴槽にそのまま入れる仕組みとなっています。
混浴大露天風呂へ!
目の前には30~40人は入れるほどの広さの岩造りの露天風呂が!
信州随一の湯量を誇る温泉が数メートルの高さから注がれる景色は圧巻です。
泉質は含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉。
源泉かけ流しの湯は綺麗な青みがかった乳白色で、キシキシとした浴感がして、硫黄の香りが強く、とても温泉感を感じられます。
湯の温度はお風呂が広いからか、それほど熱くなく長く浸かれました。
露天風呂のすぐそばまで、自然の木々が迫ってきているので、自然のお風呂=野湯に浸かっているかのように感じました。
とは言え、人気のある温泉で、女性客を含め利用客が多いので、少し落ち着きませんでしたが・・・。
露天風呂を出た後は内風呂へ。
「泡の湯旅館」は露天風呂も良いのですが、個人的には内風呂の方が好みです。
おすすめは内風呂!
浴室は木造檜造りで、東北地方の湯治場のような情緒豊かな雰囲気があり、とても風情があります。
そして、露天風呂は利用客が多いため、ザワザワとしていますが、内風呂は打って変わって、とても静かで落ち着いた雰囲気なのです。
浴槽は2つあり、ひとつは5~6人サイズの「ぬる湯」で約37度の源泉そのままの透明な湯で、もう一つは2~3人サイズの「あつ湯」で約40度と熱交換にて加温された白濁した湯です。
おすすめは「ぬる湯」の方で、炭酸成分がプチプチと湧いてきて、びっしりと細かい泡が体に付き、白い湯の花も舞っていて、温泉の質の高さを感じます。
心地よい温度で気持ち良く、目を瞑って浸かっていると、湯口から注がれる温泉の音だけが耳に入り、気付けば、約1時間浸かっていました。
本当に心地良く、出るのが惜しいと思えるほどの温泉でした。
交通アクセス
🚙長野自動車道・松本ICから約1時間5分、もしくは中部縦貫道・高山ICから約1時間20分
🅿約50台(無料)