今回の温泉は2011年に訪れた島根県大田市にある「三瓶温泉 湯元旅館」です。
現在は「さんべ温泉そばカフェ湯元」
「三瓶温泉 湯元旅館」は三瓶山の麓にある温泉旅館で三瓶温泉の源泉に一番近い場所にあります。
しかし、2018年に起きた島根県西部地震で建物半壊の損害を受け、一時は廃業の危機もありましたが、見事、乗り越えて、2021年に「さんべ温泉そばカフェ湯元」という「日帰り温泉」と「そばカフェ」という新たな業態で営業を再開しています。
以前のような宿泊は出来ませんが、温泉は変わらず利用できます。
記事は2011年に訪れた時のことを記します。
立派な看板が掲げられている入り口に入ると、帳場があるので、立ち寄り湯の利用する旨を伝え、入浴料を支払います。
現在の入浴料:600円
現在の立ち寄り湯の営業時間:11時~17時
そばカフェの営業時間:11時~15時(そば)15時~17時(カフェ)
現在の定休日:毎週火曜日と年末年始
浴室は大小2つの浴室が隣り合ってあり、大きい方の浴室を利用しました。
脱衣所はカゴに荷物を入れるスタイルです。
この時すでに浴室から、水が勢いよく流れている音が聞こえてきます!
豪快なオーバーフロー!
浴室に入ると、窓に面して大人3~4人サイズの岩風呂があります。
床や岩風呂の縁は温泉成分で茶色く変色しています。
そして、脱衣所で聞こえていた音は湯口から豪快に注がれている温泉の音でした。
浴室の左側に岩が組まれていて、一番上にある湯口から白い泡を立てながら、溝を伝って、「ゴワッゴワッ」と勢いよく、豪快に岩風呂に注がれています!
源泉かけ流しの湯は岩風呂から溢れ出し、排湯口で渦を巻くほど、すごい勢いで流れて行きます。
湯に浸かると、湯底に溜まっていた湯の花が大量に舞い、黄色がかった湯の色が赤茶色くなっていきます。
湯は含鉄-ナトリウム-塩化物泉。
入浴後の保温効果の非常に高い温泉です。
金気臭がし、炭酸ガスが多く、とても泡付きがあるので、すべすべとした浴感です。
湯の温度は約37~38度と温めで心地よく、いつまでも浸かっていられ、炭酸ガスのせいか体の芯からあたたまる良い湯です。
湯に浸かっている間、ずっと大きな音を立てながら湯が注がれていて、落ち着いては浸かっていられないですが、源泉かけ流しの温泉をこれほど豪快に注がれている温泉に浸かれることがあまりないので、とても楽しめました。
交通アクセス
🚃JR大田市駅からバスで約45分
🚙山陰自動車道・出雲ICから約1時間
🅿6台(無料)