鹿児島県霧島市 温泉巡りの旅④安楽温泉 鶴乃湯
4か所目に訪れた温泉は「安楽温泉 鶴乃湯」です。3か所目に訪れた「日の出温泉 きのこの里」から徒歩で約40分かけて行きました。
前回の「日の出温泉 きのこの里」の記事はこちら。
「安楽温泉郷」は天降川沿いにある小さな温泉地で、古くから湯治場として賑わっていました。温泉街はどこか懐かしい素朴な雰囲気です。
「安楽温泉 鶴乃湯」は「安楽温泉郷」に数軒ある湯治宿の一つです。
温泉マーク(♨)が描かれた暖簾をくぐり、中へ。
入り口横に下駄箱があり、靴を置き、スリッパに履き替えます。
入り口正面にある帳場で入浴料を支払います。
15時頃に訪れましたが、宿の方から、ちょうど今、開けたところだと聞き、幸運にも貸切状態で利用できました。
浴室は階段を下りたところにあります。
階段を下りると男女別の入り口が出てきます。
脱衣所は備え付けの棚にカゴがありますが、無料の鍵付きロッカーも完備されています。
脱衣所からガラス戸を開けて浴室に入りますが、その戸の下の部分が温泉成分で茶色くなっています。
これを見ただけでも温泉への期待がさらに上がります!
インパクトある湯口!
浴室に入ると、まず目に入るのが凄まじい勢いで温泉が出ている湯口です!
湯口からは大量の源泉かけ流しの温泉が激しくドバドバと注がれています!
湯口まで空気に触れずに注がれているらしく、新鮮な温泉が楽しめます。
湯口の周りには、異様な形をした温泉の析出物が固まっていて、温泉成分の濃さを感じられます。
浴槽は大人3~4人ぐらいが入れる広さと大人1人用の広さに仕切られていて、温度が若干違います。
大量の温泉が湯口から注がれ、そのまま浴槽からオーバーフローしていきます。
湯口を含め、床や浴槽の縁は温泉の析出物で見事にコーティングされています。
浴室内は湯治場の雰囲気が感じられて、最高です。
少し熱めの湯は青白っぽいやや緑がかった色をしていて、ツルツルすべすべとした浴感、鉄の香りがしました。
泉質はナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉。
浴室内に掲示されていましたが、メタケイ酸の含有量(246.4mg)が非常に多い湯で、肌が滑らかになる美肌効果が高い温泉です。
温泉成分が濃厚だからか、すぐに体が熱くなってきたので、あまり長湯はせずに露天風呂へ。


浴室の一番奥には、洗い場と打たせ湯があります。
洗い場の横には「霧島裂過水」という山の水100%の冷たい水風呂があります。
水風呂の横にある扉を開けると、露天風呂とミストサウナがあります。
眺めの良い露天風呂へ!
露天風呂は目の前が天降川という素晴らしいロケーションの半露天風呂になっています。
大人5~6人サイズで、内湯と比べて、温度が温めなので浸かりやすく、ゆったりとできます。
ミストサウナは残念ながら、休止中でした。
露天風呂に浸かっていると、川のせせらぎ、注がれる湯の音だけが耳に入り、遠くの山を見ながら、のんびりと過ごせます。
時折、吹く冷たい風がとても気持ち良く、何となく落ち着くのんびりとした景色を見ながら、ゆっくりと温泉を満喫しました。
次の温泉の記事はこちら。
交通アクセス
🛫鹿児島空港から車で約20分
🅿約15台(無料)