今回の温泉は2019年に訪れた鳥取県鳥取市の国民宿舎「鹿野温泉 山紫苑(さんしえん)」です。
「鳥取いなば温泉郷」
鳥取市内にある5つの温泉「浜村温泉」「吉岡温泉」「鳥取温泉」「岩井温泉」「鹿野温泉」の総称として「鳥取いなば温泉郷」と呼ばれています。
鷲峰山北麓の古い城下町に湧く「鹿野温泉」の開湯は1954年頃(昭和29年頃)と歴史は浅いですが、自然環境や泉質の良さから「国民保養温泉地」に指定されています。
駐車場に車を停め、建物の中へ。
フロントで立ち寄り湯の利用する旨を伝え、入浴料を支払います。
フロント前のロビーを抜けて、廊下を進むと浴場の入り口が出てきます。
「山紫苑」には2つの露天風呂「大石の湯」「堀の湯」があり、23時に男女湯が入れ替わるので、宿泊をすれば両方の露天風呂が楽しめます。
また、4階には展望風呂「天の川」があり、鷲峰山が望める絶景が楽しめます。
立ち寄り湯でも利用できるのですが、私はそれを知らなくて、残念ながら利用していません。
脱衣所はそれほど広くなく、備え付けの棚に脱衣カゴがあるだけの簡素なつくりです。
鍵付きロッカーがないので、貴重品は浴場入り口前にある100円返却式コインロッカーを利用。
いざ温泉へ!
浴室は床、壁、浴槽が綺麗なタイル張りになっています。
内湯には半楕円形の大人6~8人サイズの浴槽があるだけで、サウナや水風呂はありません。
湯口は浴槽内にあり、無色透明・無味無臭の源泉掛け流しの温泉が浴槽から溢れ出ています。
刺激が少なく、長湯をしても体への負担が軽い温泉です。
湯は優しく、滑らかな湯触り、肌に良いと感じる温泉で、ゆっくりと浸かれます。
内湯でしっかりと体が温まったところで露天風呂へ。
「山紫苑」名物庭園露天風呂「堀の湯」へ!
露天風呂は広く、非常に開放感がある庭園露天風呂になっています。
岩風呂には源泉掛け流しの温泉が注がれ、風情ある景色を見ながら、のんびりと温泉が楽しめます。
岩風呂の横には木造ベンチがあり、私以外に誰もいなかったので、横になって休憩しながら、温泉を満喫しました。
周りはとても静かで、時折吹く風が気持ちよく、とてもリラックスできる良い時間を過ごせました。