今回の温泉は2023年に訪れた岡山県岡山市にある温泉施設「たけべ八幡温泉」です。
八幡温泉郷の歴史
「たけべ八幡温泉」がある地域は「八幡温泉郷」と呼ばれ、その歴史は古く、1660年頃、僧の日船聖人が鷺が川辺で湯浴びをしているのを見て、発見したと伝えられています。
明治時代には温泉場として賑わいを見せましたが、次第に衰退していきます。時は流れて、昭和30年代に入り、相次いで新たな泉源が発見され、全国屈指のラジウム含有量と岡山県下でも有数の湧出量をを誇り、「八幡温泉」と名付けられ、現在に至ります。
「たけべ八幡温泉」では立ち寄り湯だけでなく、素泊まりのみですが宿泊も出来ます。
建物の前には車を停められず、徒歩1分の場所にある「八幡温泉郷駐車場」(無料)に車を停めて、建物の中に入ります。
建物前の敷地には「足湯」があり、駐車場には「温泉スタンド」があります。
下駄箱に靴を入れ、券売機で入浴券を購入し、受付で入浴券と下駄箱のカギを渡し、指定されたロッカーのカギを受け取ります。
受付の横では地元の商品を中心としたお土産品が販売されています。
ロビー・休憩スペースを通り抜け、男女別の入り口へ。
脱衣所はとても綺麗です。荷物が多かったのですが、受付の方の気遣いにより、大きいロッカーを使用できました。
いざ温泉へ!
浴室はシックな内装で、窓からは光が多く差し込み、とても明るく開放感があります。
浴室の左側にサウナ、水風呂、大人3~4人サイズの細長い浴槽「あつ湯」、一番奥に大人6~8人サイズの浴槽「ぬる湯」があります。
源泉温度が約27℃なので「あつ湯」「ぬる湯」は加温されていますが、水風呂は源泉掛け流しの温泉が楽しめます。
浴室右側には洗い場と大きな窓に面して、寝湯があります。
寝湯にも温泉が使われ、温めに設定されているので、のんびりと出来ます。
露天風呂へ!
露天風呂は「石の露天風呂」と「木の露天風呂」の2種類があり、毎月15日と月末に男女湯が入れ替わります。
私が訪れた時は「石の露天風呂」の日でした。
露天風呂は大人2~3人サイズの円形の露天風呂が2つあり、一つは約37℃の「ぬる湯」、もう一つは約42℃の「あつ湯」で、いずれも源泉温度が低いため、加温されています。
湯口からは無色透明の湯が注がれています。源泉掛け流しと表示がありましたが、消毒はされているようです。
塀が高く、景色はあまり望めませんが、風が吹きぬけ、気持ち良く温泉が楽しめます。
とろみがあり、つるつるとした浴感で「美肌の湯」です。
とても浸かりやすい湯で、露天風呂の「ぬる湯」と内湯の「ぬる湯」を行ったり来たりしながら、温泉を満喫しました。
それほど大きくない施設ですが、利用客も多くないので、のんびりと温泉を楽しむには、丁度良い温泉施設です。
交通アクセス
🚙山陽自動車道・岡山ICから約40分
🅿200台(無料)