和歌山県温泉巡りの旅の2日目です。
前回の「天然温泉公衆浴場はまゆ」の記事はこちら。
宿泊した「ホテル ブルーハーバー」から車で約1時間かけて「湯の峰温泉」へ行きました。
湯の峰温泉は世界遺産で唯一入浴できる温泉「つぼ湯」があることで有名ですが、「つぼ湯」は以前利用したことがあったので、今回は公衆浴場の2つの温泉を利用しました。
駐車場は温泉街の入り口付近にあり、無料で利用できます。
駐車場から情緒ある温泉街を歩き、公衆浴場へ向かいます。
温泉は川沿いにあり、川辺には木で囲われた約90℃の源泉が湧き出ている「湯筒」があり、「湯筒」では源泉の蒸気を利用して、野菜や卵などを茹でて食べることが出来ます。
「湯筒」の奥には「つぼ湯」が見えています。
「湯筒」を見ながら橋を渡ると、「公衆浴場」の建物が見えてきます。
建物の前にある券売機で入浴券を購入し、受付で渡します。
「湯の峰温泉 公衆浴場」には源泉100%をそのまま冷ました温泉の「くすり湯」と源泉に加水をした温泉の「一般湯」があります。また、貸切風呂「家族湯」もあります。
「つぼ湯」「くすり湯」の利用者は「一般湯」を無料で利用できます。
「くすり湯」へ
まずは「くすり湯」を利用します。建物は2022年に建て替えられたので、とても綺麗です。
大きな暖簾をくぐり、中へ。
脱衣所はそれほど広くありませんが、木のぬくもりが感じられ、とても綺麗です。
無料鍵付きロッカーが完備されています。
いざ温泉へ!
浴室は狭く、大人2~3人サイズの四角い浴槽があり、向かい側に掛湯槽があるシンプルなつくり。石鹸、シャンプーなどは使用禁止です。
奥の湯口からは源泉掛け流しの湯が並々と注がれ、浴槽から流れ出ています。
早速、掛湯槽でしっかりと掛湯をして、湯に体を沈めます。
湯は少し熱め(約42℃)です。硫黄の香りがとても強く、温泉感がしっかりと感じられます。また、湯には白い湯の華が舞っていて、鮮度の良さも感じられます。
泉質は含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉。
四方を壁に囲まれ、景色は望めませんが、じっくりと温泉と向き合える心地よい空間です。但し、利用客が多いと、落ち着かない気がします。
「一般湯」へ
続いて、「一般湯」へ。「一般湯」へは一旦、着替えて表へ出て、別の入り口にいかなければなりません。
脱衣所は「くすり湯」同様、とても綺麗で、無料鍵付きロッカーが完備されています。
いざ温泉へ!
浴槽は2つに分かれていて、左側が約43℃の「あつゆ」、右側が約40℃の「ぬるゆ」になっています。
「あつゆ」「ぬるゆ」ともに加水はされていますが源泉掛け流しの温泉が注がれています。「一般湯」は石鹸、シャンプーの使用OKです。
「あつゆ」は少々、体にこたえますが、「ぬるゆ」は心地よく、ゆっくりと温泉が楽しめます。加水されているとはいえ、硫黄の香りも漂い、温泉感もしっかりと感じられます。
「くすり湯」よりも広く、2つの浴槽があるので、多少、混みあっても気にはなりません。幸い、私が訪れた時は誰もいなくて、貸切状態でのんびりと出来ました。
「湯の花の化石」が!
「くすり湯」の入り口前には「湯の花の化石」が鎮座していました。
次の温泉の記事はこちら。
交通アクセス
🚙紀勢自動車道・上富田ICから約1時間
🛫南紀白浜空港からバスで約2時間20分
🅿50台(無料)