今回の温泉は2013年に宿泊した愛媛県松山市の旅館「あたたかい宿 谷屋」です。
道後観光の拠点として
「あたたかい宿 谷屋」は1950年(昭和25年)に「谷屋旅館」として創業し、2006年(平成18年)に古民家風小宿にリニューアルし、現在に至ります。約70年以上の歴史を持つ老舗旅館ですが、その雰囲気は非常にオシャレで、1日6組限定の隠れ家的な宿として人気があります。
また、「道後温泉本館」や「椿の湯」、「飛鳥乃湯」などの温泉施設、「道後商店街」や「からくり時計」、「子規記念博物館」、「坊ちゃん列車」が見られる「道後温泉駅」などが徒歩5分圏内にあり、道後観光の拠点として便利な旅館です。
「あたたかい宿 谷屋」は道後温泉街の近くに位置しており、人通りも多いのですが、入り口の門をくぐると、一瞬にして、別世界に迷い込んだかのような、非常に落ち着いた雰囲気が広がっています。
大きな水槽の前を通り、奥に進むと、壁一面にぎっしりと700冊以上が並ぶブックライブラリーの部屋が広がっています。
囲炉裏があるテーブルで、ウエルカムドリンクを楽しみながら、チェックインを済ませて、部屋まで案内して頂きます。
私が宿泊した部屋は現在は改装されてありませんが、「えひめあやめ」という名前の、竹が多く使われた和モダンなお洒落な部屋でした。
少し部屋で休憩した後、早速、温泉へ向かいます。
「あたたかい宿 谷屋」には大浴場がなく、代わりにタイプの異なる3つの内湯(湯山・湯姫・湯月)があり、それぞれ予約なしで貸切で利用出来ます。
3つの内湯では道後温泉では数少ない源泉掛け流しの温泉が楽しめ、しかも空いていれば、いつでも利用できます。
立ち寄り湯の営業はしておらず、宿泊をしないと利用できません。
いざ3つの内湯へ!
先述の通り、3つの内湯では、どれも源泉掛け流しの温泉が楽しめ、貸切なので、気兼ねせずにのんびりと浸かっていられます。
透明の湯はクセがなく、つるつるとした浴感で、体に優しい温泉です。
①「湯山」
上の画像は現在の「湯山」ですが、私が訪れた時は大人2~3人サイズのこじんまりとした岩風呂でした。
こじんまりとしていましたが、洞窟風呂のような感じで楽しめました。
②「湯姫」
「湯姫」はガラスタイルの椿が可愛らしい、大人2人サイズのタイル風呂です。「湯山」同様、こじんまりとしていて、妙に落ち着きます。
私が訪れた時にはありませんでしたが、現在は露天風呂もあるようです。
③湯月
「湯月」はシックな雰囲気の大人2人サイズの石風呂で、個人的には一番、居心地が良いお風呂でした。
3つの内湯はどれも小さなお風呂ですが、1日6組しか宿泊者がいないため、待つことはなく、いつでもいずれかの内湯を利用出来ました。そして、貸切なので、誰にも邪魔されずに温泉を楽しむことができるのが良かったです。
料理も美味しい!
温泉を楽しんだ後は夕食です!
食事は大きな囲炉裏がある部屋で頂きました。
料理は瀬戸内海の新鮮な魚介類を中心としたメニューに舌鼓。どれも美味しくて大満足でした!
「あたたかい宿 谷屋」は人気の温泉地である道後温泉に位置しながら、ゆったりとした時間が流れる宿で、温泉、料理、おもてなし、全てが行き届いた素晴らしい旅館であり、道後温泉への旅行の際にはぜひ訪れてほしい宿です。
交通アクセス
🚙松山自動車道・松山ICから約20分
🅿7台(500円・予約不要)