前回に続き、今回の温泉は2023年に訪れた北海道天塩郡豊富町の町営の温泉施設「豊富温泉 ふれあいセンター」です。
前回の記事はこちら。
「湯治用」の浴場から、オイル臭を漂わせながら「一般用」の浴場へ向かいます。
「一般用」の浴場はさらに奥の通路を進むと出てきます。
「一般用」の入り口前の通路にも「湯治用」の浴場と同じく、カゴが置いてあります。
そのカゴを持って脱衣所へ入ります。
脱衣所は広く、棚があるので先ほどのカゴを置いて荷物を入れます。
貴重品は100円返却式のロッカーがあるので、そちらに。
脱衣所の一角にはサウナがあります。
いざ温泉へ!
浴室に入ると、「湯治用」ほどではありませんが、やはり強烈なオイル臭がします!
浴室は内湯だけで露天風呂はありません。窓からは光が多く差し込み、明るい雰囲気です。
浴室左側に洗い場、右側に窓に面して大人15~20人サイズの長方形の浴槽があります。
浴槽の一番手前部分は寝ころんで温泉に浸かれる1人用の寝湯があります。
温泉成分が濃く、浴槽の縁や床は温泉成分の析出物でコーティングされています。
早速、掛湯をして、黄色い濁り湯に体を沈めます。
湯は「湯治用」と比べ、少し熱めの41~42℃ぐらい。湯口付近は非常に熱く感じます。
湯口からは絶えず源泉掛け流しの湯が注がれ、浴槽から溢れ出ています。
湯面には油が浮いていて、オイル臭が漂っていますが、「湯治用」と比べれば、薄く感じます。
浴感は「湯治用」で感じた油でギットギトというほどではなく、すべすべとした感じなので、浸かりやすいかも。
泉質は含ヨウ素-ナトリウム-塩化物泉。
「湯治用」ほどではないにしろ、「一般用」の方でも十分に貴重なオイル温泉が楽しめます。
浸かっていると、温泉の濃厚さが感じられ、30分ほどで切り上げましたが、体のホカホカがいつまでも続く良い湯でした。
非常にもったいないと思いましたが、洗い場のシャワーでしっかりと体についた温泉成分を流してから出ました。
タオルで体をしっかりと拭きましたが、やはりオイル臭は取れませんでした・・・。
建物の一番奥には大広間の休憩室があります。
畳敷きの大広間はとても広く、寝転がって休憩が出来ます。「ふれあいセンター」では再入浴(2回まで)が可能なので、湯治さながら、休憩室で昼寝をして再び温泉に浸かるという贅沢な時を過ごせます。
ボリューム満点!ジンギスカン!
温泉を満喫し、お腹がすいたので、「ふれあいセンター」内にある食堂「味彩」でランチを頂きました。
「味彩」では、そばやうどん、カレーライスなど軽食が食べられますが、何といってもおすすめは「味付きジンギスカン」です!
やはり、北海道を訪れたならジンギスカンは外せないと思い、満を持して、入り口にある券売機で「味付きジンギスカン」を選びます。食券を食堂の一番奥にあるカウンターで係の方に渡し、しばらく待ちます。
テーブルにはジンギスカン用にガスコンロが用意されています。
「ジンギスカン」への期待を膨らませながら、待っていると、カウンターの係の方から呼ばれます。
カウンターに行くと、ジンギスカン用の鉄鍋と水、白米、野菜、そして、ラム肉が用意されています。それらを自分のテーブルに持っていき、自分でセッティングを行います。
鉄鍋の下の部分に水を入れながら、ラム肉を焼いていきます。
良い音を立てながら、ラム肉が焼けていきます。お野菜は水を入れている下の部分で煮込んでいくそうなのですが、私は焼いて頂きました。
良い色にラム肉が焼けてきたので、頂きます!
とても柔らかくて、味付けもバッチリで美味しい!
本当に美味しくて、ご飯何杯でもいける感じです!しかも、ラム肉が大きくて量が多い!最高です!
温泉も良いですが、このジンギスカンを食べに来るだけでも十分に価値があるのではと思うぐらい美味しかった~。食べ終わる頃には、もうお腹いっぱいで、大満足でした!
こんなに美味しくて、ボリュームもあるのに、価格は1400円!1~2年前までは1200円だったそうですが、1400円でも十分に価値あり!です。
「豊富温泉 ふれあいセンター」は北海道の北端にあり、なかなか訪れにくい場所ですが、貴重なオイル温泉が楽しめ、美味しいジンギスカンが食べられるという、訪れる価値が十分にある素晴らしいところです。
北海道への旅行の際には訪れてみてはいかがでしょうか。
交通アクセス
🚃JR宗谷本線・豊富駅からバスで約10分
🚙道央自動車道・士別剣淵ICから約2時間40分
🛫稚内空港からバス・電車等で約1時間30分
🅿50台(無料)