今回の温泉は2023年に訪れた島根県雲南市の日帰り温泉施設「塩ヶ平温泉」です。
「塩ヶ平温泉」は「掛合まめなかセンター」という地域のコミュニティー施設の中にあります。「まめなか」とは出雲弁で「元気」という意味です。
施設には温泉や会議室、トレーニングルームや休憩室などがあります。
施設は国道沿いにあり、目印になる大きな看板もあり、わかりやすい場所にあります。
車を駐車場に停めて、建物に入り、靴置き場に靴を置き、スリッパに履き替えて中へ。
受付で入浴料を支払います。
そして、地下1Fにある浴場へ行こうとしたら、受付の方に呼び止められ、今は利用者が多いので待つように言われました。浴室が狭く、先に4人利用者がいると、利用できないようです。
地下1Ｆにある休憩室でしばらく待つと、先客が出てきたので、脱衣所に入ります。
入浴料：大人310円 小人（小・中学生）150円
営業時間：15時～20時
定休日：毎週月曜日・年末年始
脱衣所は狭く、大人3～4人でいっぱいの広さ。
無料鍵付きロッカーが完備されています。
温泉成分でコーティングされた浴室！？
浴室も狭く、大人3～4人サイズの浴槽とサウナがあるだけで露天風呂や水風呂はありません。
目を引くのは、見事までに温泉成分でコーティングされている浴槽や床です！
浴槽の縁や浴室全体の床にはオレンジ色の温泉成分の層がコッテコテに堆積しており、それを見るだけで温泉の濃さを感じられます！
湯口からは絶えず、源泉掛け流しの温泉が注がれ、浴槽からオーバーフローしています！
いざ温泉へ！
湯底が見えないほど濃い茶褐色の湯に体を沈めます。
湯に体を沈めると同時に湯底からフワッと湯の花が舞います。
湯の温度は40℃ぐらいで、熱くはないのですが、炭酸ガスを多く含む湯らしく、すぐに体がポカポカに温まってきます。茶褐色の湯はほのかに鉄の香りがして、温泉感がたっぷりと感じられます。
「塩ヶ平温泉」の湯はナトリウム、カリウム、マグネシウム、鉄などの成分が総計7000mg以上あり、非常に濃厚な温泉と言えます。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉（低張性・中性・冷鉱泉）
内湯しかなく、景色などは望めませんが、温泉成分でコーティングされた浴槽、成分豊富な温泉、これだけで十分に満足できます。ただ湯に浸かり、温泉を堪能しながら過ごす時は至福の時間です。
「塩ヶ平温泉」は有名な温泉という訳ではありませんが、素晴らしい泉質、雰囲気のある浴室も含め、隠れた名湯という言葉がふさわしい温泉です。近くにお越しの際にはぜひ立ち寄ることをおすすめします。
交通アクセス
🚃JR芸備線・三次駅からバス等で約1時間25分
🚙中国自動車道・三次ICから約2時間もしくは松江自動車道・吉田掛合ICから約1時間10分
🅿20台（無料）
