そして、温泉。

そして、温泉。

今までに訪れた全国各地の魅力ある温泉のことを記していこうと思います。      時々、マラソンのことも。

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国民宿舎さんべ荘(島根県)前編

今回の温泉は2023年に宿泊した島根県大田市国民宿舎さんべ荘」です。

国民宿舎さんべ荘」は三瓶山の南麓にあり、辺りには良質な温泉がいくつもあります。年間を通じて多くの登山客や、出雲大社からは車で約1時間、世界遺産石見銀山からは車で約30分という場所にあることから、多くの人が訪れています。

国民宿舎さんべ荘」の温泉は中国地方最大の湧出量、毎分3044.8リットルを誇り、16種類の露天風呂が楽しめます。

 

将棋「王将戦」の舞台

入り口には藤井翔太さんの「8冠達成祝い」の看板が掲げられています。「国民宿舎さんべ荘」では将棋の王将戦の舞台として、2004年以降、7回開催されおり、藤井翔太さんや羽生善治さんが来場しています。

館内には渡辺明さんがそばを打っているお茶目な写真が飾られていたり、将棋に関するものがたくさん飾られています。

 

駐車場の脇には「三瓶温泉」のために尽力した梶谷啓次郎氏のモニュメントがあり、その下からは源泉が流れ出ています。

鉄分を多く含んでいるためオレンジ色に染まっています。

駐車場の一角には無料で利用できる足湯もあります。

建物に入り、チェックインを済ませて部屋へ。

国民宿舎さんべ荘HPより

広いロビーには地元の銘菓や工芸品、しまねっこグッズなどが販売されています。

部屋は洋室シングルで、1人で利用するには十分の広さです。
無料Wi-Fiが使え、料金は1泊2食付きで13000円。

部屋で一旦、休憩後まずは食事へ。

国民宿舎さんべ荘HPより

食事は1階にあるレストランで頂きます。

奥出雲ポーク鍋がメインの「孫さんべ会席」を頂きました。

国民宿舎さんべ荘HPより

手打ち三瓶そばもあったり、しっかりとボリュームがある美味しいお料理でした。

お料理は他にも冬限定の「ぼたん鍋会席」や「石見銀山地鶏鍋会席」、「しまね和牛溶岩焼会席」などがあります。

おなかが満たされたところで温泉へ向かいます。

 

温泉はレストランと同じフロアにあります。ロビーを抜けて入り口へ。

入り口には純温泉協会の認定書が掲示されており、より温泉への期待値が上がります。

 

国民宿舎さんべ荘」には先述の通り、16種類の露天風呂があり、2種類の浴室があります。立ち寄り湯でも利用は出来ますが、宿泊をしないと2つの浴室は利用できません。宿泊者は23時まで利用でき、朝は前日と浴室が入れ替わり、6時~9時の間、利用できます。

立ち寄り湯の入浴料:大人(中学生以上)650円 小学生400円 幼児200円

※2歳まで無料

立ち寄り湯の営業時間:10時半~20時

定休日:不定

国民宿舎さんべ荘HPより

脱衣所は清潔感があり、無料鍵付きロッカーが完備されています。

 

いざ温泉へ!

浴室は非常に広く、様々なお風呂があります。

内湯には大人8~10人サイズの大きな浴槽があり、サウナ、水風呂もあります。

浴槽に注がれている温泉は源泉掛け流しではなく、鉄分を取り除いた循環濾過されている温泉なので透明の湯です。

掛湯をして温泉に体を沈めます。少し熱め(約42℃)に加温されているので、温泉が体にじんわりと効いてきます。

しばらく浸かり、体が温まったところで露天風呂へ。

 

開放感抜群の露天風呂へ!

露天風呂への扉を開けると、まず大人8~10人サイズの岩風呂があります。

岩風呂に注がれている湯は鉄分を取り除いた掛け流しの温泉なので、透明の湯です。

国民宿舎さんべ荘HPより

さらに奥に進むと大きな樽風呂、その奥には羽釜風呂と五右衛門風呂があります。

加温はされていますが、源泉掛け流しの温泉が楽しめ、温めなので長湯が出来ます。

まだまだ、露天風呂は続きます。さらに奥に進むと・・・

国民宿舎さんべ荘HPより

周りに建物がないので、景色が開け、非常に開放的な空間が広がっています。

そして、とても静かで落ち着いた時を過ごせます。

 

浴槽は釜風呂が2つ、大きな酒樽風呂、一番奥には船風呂があります。

奥には「石見銀山 七福神」が鎮座しています。

国民宿舎さんべ荘HPより

船風呂は松江市の加賀港で実際に使われていたのを譲り受けたものです。

船風呂は3つに仕切られていて、一番左端が加温・加水がされていない源泉掛け流しの温泉が楽しめ、横の2つは加温がされている源泉掛け流しの温泉が楽しめます。

それぞれ大人1人サイズなので、独占して温泉に浸かれます。

 

おすすめは釜風呂&酒樽風呂

国民宿舎さんべ荘HPより

大人1.5人サイズの釜風呂とその横にある酒樽風呂には加水・加温がされていない源泉掛け流しの温泉が注がれています。
源泉温度が約33℃と低いため、はじめはひんやりと感じますが、体が慣れてくると心地良くなり、もう温泉から出られなくなります。

注がれている湯は透明ですが鉄分を含むため、酸化して茶褐色に変化します。その湯からは鉄の香りが漂い、湯の花が舞っており、温泉感をたっぷりと感じられます。源泉温度は低いのですが、段々と体が温まってきます。

泉質は含鉄(Ⅱ、Ⅲ)-ナトリウムー塩化物泉。

 

酒樽風呂は一人ではやや大きめなので手足を伸ばして、ゆったりと浸かることができ、心地よい湯に包み込まれながら、のんびりと源泉掛け流しの温泉を満喫しました。

 

そして、夜9時半になると、一斉に照明が暗くなります。

 

満点の星空を見ながらの温泉!

国民宿舎さんべ荘HPより

これは「さんべ星空温泉」と題して露天風呂から星空が見やすいように夜9時半~11時の間、足元照明以外の光が消されるようになっています。

 

国民宿舎さんべ荘」がある三瓶山周辺は「環境省平成24年度全国星空継続観測」において夜空の暗さ日本一に選ばれています。これは高い標高かつ澄んだ空気で人口光の少なさから天体観測に最適な場所ということです。

 

空を見上げると、満点の星空が広がっています。

息を飲むほど美しい星空を見ているだけでも感動します。

日々の喧騒を忘れて、星空を見ながら温泉に浸かれるという極上の時間・・・。

耳には温泉が注がれる音しか入らず、心地よい静けさの中で温泉を堪能しました。

これほど素晴らしい温泉にも関わらず、他に利用客がいなくて、約1時間半ほど貸切状態でゆっくりと露天風呂で温泉を楽しむという幸せなひとときを過ごせました。

 

翌朝、朝食の前にもうひとつの浴室を利用しました。後編へ続く。

 

 

交通アクセス

🚃JR山陰本線大田市駅からバスで約50分

🚙松江自動車道・吉田掛合ICから約40分もしくは山陰自動車道・大田中央三瓶山ICから約30分

🅿70台(無料)

 

 

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