前回の記事はこちら。
前日に星空を見ながらの温泉を楽しんだ翌朝、朝食前にもう一つの温泉に向かいました。
脱衣所は無料鍵付きロッカーが完備されています。
いざ温泉へ!
内湯は大人8~10人サイズの大きな浴槽があり、サウナ、水風呂もあります。
浴槽に注がれている温泉は源泉掛け流しではなく、鉄分を取り除いた循環濾過されている温泉なので透明の湯です。
掛湯をして温泉に体を沈めます。
源泉温度が低いため、加温(約42℃)されています。起きたての体に温泉がじんわりと染みわたります。体が温まったところで露天風呂へ。
湯巡りが楽しめる露天風呂へ!
露天風呂への扉を開けると、まず大人8~10人サイズの岩風呂があります。
岩風呂に注がれている湯は鉄分を取り除いた掛け流しの温泉なので、透明の湯です。
そのまま奥に進むと、大人1人サイズの檜風呂が2つ並んでいます。
加温はされていますが、源泉掛け流しの温泉が楽しめ、浴槽内の背中の部分が緩やかに斜めになっているので、浸かると絶妙な角度で青空を見ながら、温泉に浸かれます。
湯の温度は温めで、1人で浸かるには十分な広さでゆったりと温泉が楽しめます。
檜風呂の横には陶器風呂と羽釜風呂があります。2つとも小さめのサイズなので、大人は少々、窮屈に感じるかも。
さらに奥には大人1.5人サイズの釜風呂と大きな酒樽風呂があり、湯口からは加水・加温がされていない源泉掛け流しの温泉が注がれています。
源泉温度が約33℃と低いため、涼しい朝に浸かるには、少しひんやりと感じます。
茶褐色の湯からは鉄の香りが漂い、湯の花が舞っており、温泉感がたっぷりと感じられます。
泉質は含鉄(Ⅱ、Ⅲ)-ナトリウムー塩化物泉。
まだまだ、露天風呂が続きます。
奥に「代官の湯入り口」という案内があり、階段が続いています。
「代官の湯」へ!
さらに石見銀山の間歩(坑道)を模した洞窟の中を通り抜けると・・・
大人1.5人サイズの檜風呂「代官の檜」と樽風呂「代官の樽」が出てきます。いずれの風呂にも加温はされていますが源泉掛け流しの温泉が注がれています。
周りは壁に覆われているので開放的ではありませんが、非常にプライベート感のある温泉時間を過ごせます。
朝の時間帯ということもあり、他に利用客がおらず、ゆっくりと温泉を満喫しました。
山頂で食べる朝ごはん「天空の朝ごはん」
「国民宿舎さんべ荘」では「天空の朝ごはん」という三瓶山の山頂の一つ大平山(標高854m)で日の出を見ながら朝ごはんを食べるというミニツアーがあります。(事前予約制)
早朝、三瓶山観光リフトに集合し、リフトに乗り、約15分かけて山頂付近まで行きます。降車後、徒歩で約5分ほどかけて大平山山頂を目指します。
山頂にある展望デッキで日の出を見ながら、美味しい朝ごはんを頂きます。朝食は宿が用意をしてくれ、パンやコーヒー、カレーライスなど開催日によって変わります。
何も遮るものがない山頂からの絶景の中で朝ごはんを頂くという日常にはない極上の時間を過ごせます。
開始90分後、自由解散となり、宿に帰って温泉に浸かるのも良し、そのまま山頂からの景色を楽しむも良し。いずれにせよ、清々しい一日のスタートを切れるのは間違いなしです。
料金:大人(中学生以上)4000円 小学生2500円 幼児500円 2歳以下無料
※別途リフト代:大人750円 小学生以下550円
定員:50名
催行日:毎月3回(日程はホームページで確認が必要)
「国民宿舎さんべ荘」は三瓶山の麓にあり、登山やハイキングの拠点として利用するのも良いですが、温泉を目的に利用しても十分に満足できる宿です。素晴らしい泉質の温泉を源泉掛け流しで楽しめ、16種類の露天風呂を巡りながら、時を過ごす一日も良いと感じました。また、訪れたいと思えるほど素晴らしい場所でした。
交通アクセス
🚙松江自動車道・吉田掛合ICから約40分もしくは山陰自動車道・大田中央三瓶山ICから約30分
🅿70台(無料)