今回の温泉は2009年に訪れた青森県平川市の温泉銭湯「新屋(あらや)温泉」です。
「新屋温泉」は住宅地の中にある温泉銭湯ですが、ただの温泉銭湯ではありません!
温泉の色がとても美しく、その湯を見るだけでも十分に価値のある温泉なんです!
現在、休業中
残念ながら設備故障のため、現在、休業中(2023年3月現在)のようです。
とても素晴らしい温泉なので営業再開を祈りながら、記したいと思います。
少々鄙びた建物に入ると、受付があるので入浴料を支払います。
料金:通常(7時半~)大人400円 小学生150円 幼児60円
朝湯(~7時半)大人250円 小学生100円 幼児は無料
※新屋温泉のホームページに入浴料が350円になる割引クーポンがあります。
(朝湯には使えません)
営業時間:5時半~21時半
簡素な脱衣場はロッカーはなく、カゴに荷物を入れるスタイルです。
すでに浴室からオイル臭が漂っていて、温泉への期待が高まります!
透明のガラスの扉を開けると、浴室です。
いざ温泉へ!
浴室に入ると、強めのオイル臭が鼻をつきます。
これだけで他にはない温泉ということを感じられます!
浴室は真ん中に10人ほどが入れる広さの長方形の浴槽がど~んとひとつあるだけです。
露天風呂はなく、浴槽の周りにカランやシャワーがあり、すべて温泉が使われています。
鮮やかなエメラルドグリーンの温泉!
そして、何と言っても「新屋温泉」の特徴はその湯の色で、鮮やかな透明感のあるエメラルドグリーン色の温泉です!
これが銭湯で浸かれる温泉なのか、と感動してしまうぐらい綺麗な色の温泉で、その色の美しさから、神秘的にさえ感じます。
私が訪れた時は綺麗なエメラルドグリーン色の温泉でしたが日や時間によって、白濁した湯など、微妙に色が変わるそうです。
浴槽の真ん中に湯口があり、そこから並々と源泉かけ流しの湯が出ていて、浴槽からすさまじい湯の量がオーバーフローしています。
少しぬめりが感じられ、スベスベとした浴感の湯で、泡付きがある温泉です。
浴室に入った時にオイル臭がしましたが、硫黄の香りもして温泉感がとても強い温泉と言えます。
湯の温度もそれほど高くなく、体への負担が軽い温泉なので、長く浸かっていられます。湯口から注がれる温泉の音を聞きながら、心地よい湯に包まれ、本当にずっといたくなる温泉だなと思いました。
湯上り後はロビーで休むことも出来ますが、休憩室(別途、利用料が必要)で休むことも出来ます。
利用料金は入浴料金込みで1人の場合900円、2人の場合750円、3人以上の場合は600円になり、利用時間は9時~16時となっています。
休憩をしながら、一日何回でも入ることが出来るので、さながら湯治のように過ごすことができます。
全国的に見ても、グリーン色をした温泉は少なく、有名な温泉と言えば、岩手県「国見温泉」など挙げられますが、このような街中で楽しめる温泉は「新屋温泉」しかないと思います。
とてもインパクトのある温泉だったので、是非とも復活して欲しい温泉です。
交通アクセス
🚃弘南鉄道・平賀駅から市バスで新屋神社下車徒歩2分、タクシーでは約10分
🚙東北自動車道・大鰐弘前ICもしくは黒石ICから約10~15分
🅿24台(無料)