そして、温泉。

そして、温泉。

今までに訪れた全国各地の魅力ある温泉のことを記していこうと思います。      時々、マラソンのことも。

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京都北白川 不動温泉(京都府)

今回の温泉は2024年に訪れた京都府京都市日帰り温泉施設「京都北白川 不動温泉」です。

 

「京都北白川 不動温泉」京都府滋賀県の県境の比叡山の麓にあり、その建物の雰囲気、周囲の景色を含め、秘湯感漂う温泉です。

 

「京都北白川 不動温泉」のはじまり

1954年にお寺の境内の工事をしていた時に花崗岩から湧き出す鉱泉が発見されたことにはじまります。作業でケガをした人たちがこの水で傷を洗うと直りが早いことが広く伝わり、「おたすけ水」と呼ばれるようになりました。

その鉱泉に含まれるラジウムが気化してラドンになり、そのラドンを吸い込み、体に取り込むことによって、抗酸化作用や自律神経の改善などの効果が期待できます。

「京都北白川 不動温泉」ではラジウム温泉の効能を活かすため、露天風呂はなく、窓を閉め切った内湯のみしかありません。

名神高速道路・京都東ICを下りて、市街地を抜け、山道を走っていくと、温泉施設が見えてきます。

「京都北白川 不動温泉」の隣にはもう一軒、「北白川天然ラジウム温泉えいせん京」という宿があり、こちらの宿でも立ち寄り湯が利用できます。

今回はせっかくなので、2軒の温泉巡りをしました。まずは「京都北白川 不動温泉」へ。

京都北白川 不動温泉HPより

施設の前のスペースに車を停めます。奥には屋根付きの駐車場がありますが、こちらは「北白川天然ラジウム温泉えいせん京」の駐車場なので注意が必要です。

入り口の佇まいからも秘湯感を感じさせます。

「京都北白川 不動温泉」は「不動院」というお寺にある温泉で、門をくぐり階段を上がっていくと不動院の参道と、温泉の入り口が出てきます。

看板もなかなか味わいのある感じが出ています。

一見、民家のような建物の入り口前にはすでに女将さんが待っていて、温泉を利用したいと伝えると、「どうぞ、どうぞ」と中へ案内されます。玄関で靴置き場に靴を置いて中へ。

まず休憩室へ案内されます。

昭和の香り漂うレトロな休憩室ではすでに数人のお客さんが思い思いに過ごしています。

 

一日ゆっくりと過ごせる!

休憩室に入るとテーブルを一つ与えられます。これが専用の席となります。

そして、女将さんが湯のみと座布団を持ってきてくれ、テンポよく温泉の説明及び施設の利用方法を説明してくれます。

「京都北白川 不動温泉」は入浴料を支払えば、営業時間内であれば、何度でも温泉が利用でき、休憩室も使い放題、温泉が使われたお茶及びお水も飲み放題で、休憩室には毛布や枕もあり、無料で使えます。

そして、別途料金が必要ですが、源泉が使われている食事もできます。

時間を気にせず、温泉に入って、食事をして、昼寝をして、また温泉へ。という幸せなひとときを過ごせます。

入浴料:大人1300円 子供(3歳~小学生)600円

営業時間:10時~18時

定休日:毎週木曜日

早速、温泉へ。浴室は玄関から左側に続く廊下の先にあります。

暖簾をくぐると・・・

レトロな雰囲気の脱衣所です。

棚にカゴがあり、カゴに荷物を入れます。

貴重品は休憩室にある無料鍵付き(貴重品)ロッカーを使用。

壁には温泉やラドンの説明が掲示されています。

扉を開けて・・・。

 

いざ温泉へ!

浴室にはタイル張りの大人3~4人サイズの浴槽がひとつあるだけです。

中は温泉の効果を高めるため、窓が閉められているので湯気がこもっています。

湯口からは無色透明な湯が注がれています。

 

早速、掛湯をして温泉へ。

湯は源泉温度が低いため、約40℃に加温されており、程よい湯加減で湯に体を沈めた瞬間、思わず「あ~っ」と声が漏れます。

入口に貼ってあった紙に書いてある通り、源泉掛け流しではなく、循環併用の掛け流し・消毒ありの温泉です。ですが、消毒臭は全然しませんでした。

泉質は単純放射能鉱泉(中性・低張性・冷鉱泉

温泉に浸かるだけでなく、湯気を吸い込むことによっても効能を得られるので、時折、深呼吸をしながら、じっくりと温泉時間を堪能します。

しばらくぼんやりと頭を空っぽにして、ただ温泉に浸かるだけの時を過ごし、そろそろ出ようかと思った時に次の利用客が来ました。

温泉は貸切ではありませんが、暗黙の了解なのか、平日で混みあってなかったこともあり、各々がタイミングを計って、順番に温泉を利用する感じで、貸切状態で温泉を利用出来ました。

 

温泉の後は美味しい食事!

温泉を利用した後、おなかが空いたので、食事を頂きました。

「湯豆腐定食(¥1350)」を注文しました。

女将さんから、自家製のポン酢とお鍋の出汁を合わせて食べて下さいと説明を受け、頂きます。湯豆腐だけでなくお野菜など具材がたっぷりとあり、ボリューム満点です。先述の通り、食事にも温泉が使われているので、非常に体に良く美味しい料理です。

 

食事の後は昼寝・・・

温泉にも入り、食事をすると自然と睡魔が襲ってきます。ノスタルジックな雰囲気の中、目を閉じると寝てしまっていました。

30分ほど昼寝をした後、もう一度ゆっくりと温泉を利用し、再び休憩室に戻り、本を読んだりして、のんびりと過ごしました。

 

「京都北白川 不動温泉」の建物全体を包む昭和感漂う雰囲気が、昭和生まれの私にとってはとても居心地が良かったです。次回訪れるときは朝から晩まで過ごしたいと思いました。隠れ家的などこか非日常感があり、日常生活から離れて、心身の疲れを癒すにはおすすめの温泉施設です。

 

 

交通アクセス

🚃京阪本線三条駅からバスで約20分

🚙名神高速道路・京都東ICから約25分

🅿15台(無料)

 

 

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