今回の温泉は2024年に訪れた京都府京都市の宿「北白川天然ラジウム温泉えいせん京」です。
「北白川天然ラジウム温泉えいせん京」は京都府と滋賀県の県境の比叡山の麓にあり、隣には「京都北白川 不動温泉」があります。先に「京都北白川 不動温泉」を利用してから、「北白川天然ラジウム温泉えいせん京」を訪れました。
「京都北白川 不動温泉」の記事はこちら。
「北白川天然ラジウム温泉えいせん京」の歴史
はじまりは現在のオーナーの祖父が購入した山林から水が湧いていたことからで、地元の人たちからは「お助け水」と呼ばれ、山仕事でケガをして、この水で洗うと治りが良く、腹痛の時は飲むと良いと言い伝えがあり、調べてみると多量のラドンが含まれた天然ラジウム鉱泉だとわかります。
ラドンは皮膚や呼吸によって、体内に取り込まれ、抗酸化作用や免疫力を高める効果が期待できます。
昭和30年に「人助けのための温泉」として施設を開業します。昭和48年には宿泊営業を始め、2018年には改装、リニューアルオープンをして、現在に至ります。
ちなみに「えいせん京」の名前は「比叡山から湧く泉」という意味から。
建物と駐車場の間に「京都北白川 不動温泉」があるので、駐車場を利用するときは注意が必要です。
建物に入り、すぐ右側にあるフロントで入浴料を支払います。
館内はしっとりとした和の雰囲気が広がっています。
浴場がある2階へ。
温泉は時間内であれば、何度でも利用可能です。
入浴料:大人1580円 小学生900円 幼児600円
立ち寄り湯の営業時間:11時~17時45分
定休日:毎週火曜日
2階へ上がり、長い廊下を進みます。
途中にはレストランや落ち着いた雰囲気のラウンジがあります。レストランは事前に予約が必要ですが、ラウンジは立ち寄り湯の利用でも無料で利用できます。
そのまま真っ直ぐ廊下を進むと、入り口が出てきます。
脱衣所はやや狭いですが清潔感があります。
棚に脱衣カゴがあり、カゴに荷物を入れます。
貴重品は100円返却式のコインロッカーを使用。
いざ温泉へ!
浴室は内湯が2つあるだけで露天風呂やサウナはありません。
但し、宿の部屋(全4室)にはすべて露天風呂が付いています。立ち寄り湯では利用できませんが、宿泊をすれば露天風呂を楽しむことができます。
浴室に入ってすぐにある内湯には大人5~6人サイズの横長の浴槽があります。
浴室内はそれほど広くはありませんが窓からは光が多く差し込み、明るく、圧迫感はありません。温泉の効能を高めるため、窓は閉め切られていますが、開けることもできるようです。
湯口からは無色透明の湯が勢いよく注がれています。
源泉掛け流しではなく、循環濾過・消毒ありの温泉です。
掛湯をして、湯に体を沈めると、熱すぎない心地よい湯が体を包み込みます。
浴槽には背もたれのようなものがあり、もたれると温泉に浸かりながら窓の外の景色が見られるようになっています。
非常にやわらかく、心地良い湯で、気持ち良く温泉が楽しめます。温泉の効能を得るため、時折、深呼吸をしながら、体中で温泉を感じます。
続いて、隣にあるもう一つの内湯へ。
扉を開けると・・・。
大人4~5人サイズの四角い浴槽があります。浴室内は隣の内湯と違い、天井が低く、やや明かりが少なく、洞窟風呂のような感じです。
湯口は浴槽の端の部分から湧き出るタイプ。
無色透明の湯は源泉掛け流しではなく、循環濾過・消毒ありの温泉です。
湯の温度は隣の内湯同様、丁度良い湯加減で、気持ち良く、長湯が可能。
天井が低く、浴室もやや狭いこともあって、湯気が充満しており、温泉の効能をより得ることができます。幸運にも他に利用客がおらず、貸切状態で、妙に落ち着く空間の中、じっくりと温泉時間を堪能しました。
「京都北白川 不動温泉」と「北白川天然ラジウム温泉えいせん京」
今回は一日で隣同士の2つの温泉を巡りましたが、どちらも違った魅力があり、良い温泉時間を過ごせました。
先に訪れた「京都北白川 不動温泉」は営業時間中は何度も温泉が楽しめ、館内のレトロな雰囲気も含め、のんびりと一日過ごすことができますが、残念ながら宿泊は出来ません。
時間を気にせずに温泉を楽しみたい方、そして、料理にもこだわりがある方はオリジナルの京料理が味わえる「北白川天然ラジウム温泉えいせん京」がおすすめです。
交通アクセス
🚙名神高速道路・京都東ICから約25分
🅿12台(無料)