ホテルアーサーKITAHAMA BASE（大分県）

今回の温泉は2024年に宿泊した大分県別府市のホテル「ホテルアーサーKITAHAMA BASE」です。

「ホテルアーサー」は別府駅前の北浜で1913年に創業し、長年営業していましたが、施設の老朽化などに伴い、約2年かけてリニューアル工事を行い、2024年３月15日に「ホテルアーサーKITAHAMA BASE」としてリニューアルオープンしました。特に温泉はリニューアルにあたり、源泉を再掘削し「一丁目温泉」として生まれ変わりました。

入り口はヨーロッパのホテルのような感じ（訪れたことはありませんが。）

「CAFE　MERCI」

中へ入るとまず、「CAFE MERCI」というオシャレなカフェ兼ロビーがあります。オーガニックや身体に優しい食材を使用したコーヒーやスイーツなどが頂けます。またカフェには無料Wi-Fi、各席に電源がありワーキングスペースとしても利用できるようになっています。

そのままカフェを通り抜けると、奥にフロントがあります。

チェックインはフロント横にある自動チェックイン機で行います
今回は素泊まりでの宿泊だったため、利用しませんでしたが、「ホテルアーサーKITAHAMA BASE」の10階には「レストラン　シルクロード」があり、レストランでは別府市内を望む景色を楽しみながら、本格的なフレンチ料理が頂けます。

部屋はシンプルなシングルルーム。十分な広さで、無料Wi-Fiも使え、快適な部屋でした。ホテルの外で夕食を食べ、一旦部屋で休憩をして、3階にある大浴場に向かいました。

「一丁目温泉」

温泉は男性大浴場「鶴見の湯」と女性大浴場「由布の湯」2つ浴室があり、一般的な旅館やホテルでは時間帯によって、男女湯が入れ替わりますが、「ホテルアーサー KITAHAMA BASE」は入れ替わりません。

温泉は既述の通り、リニューアルしていて、男湯は2023年3月に、女湯は2024年3月にそれぞれ行われているので、非常に綺麗です。

立ち寄り湯の営業はしていなくて、宿泊をしないと温泉は利用できません。

脱衣所はとても広く清潔感があります。無料鍵付きロッカーが完備されています。

いざ温泉へ！

浴室は内湯ながら明るく、スペースが広いからか圧迫感がなく、開放感があります。

温泉が注がれている隣り合った2つの岩風呂、右側には洗い場があります。

浴室左側にはサウナ、大人1.5人サイズの水風呂があります。

早速、掛湯をして温泉へ。

奥にある大人4～5人サイズの岩風呂の方に湯口があり、やや熱めになっています。

その奥側の岩風呂から手前の大人3～4人サイズの岩風呂にお湯が流れて来るので、やや温めで浸かりやすくなっています。

湯は加水されていますが源泉掛け流しの温泉で、やや濁りがあり、温泉感をしっかりと感じられます。

泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉。

別府の温泉は熱めの湯が多いのですが、程よく適温になっている湯はずっと浸かっていたくなるほど気持ち良く、長湯が可能です。非常に心地の良い湯触りで、ほのかにする温泉の香りがさらに気持ちをほぐしてくれて、旅の疲れを癒してくれる温泉です。

コンパクトな露天風呂へ

露天風呂は内湯は広く感じたのに対し、非常にコンパクトで、壺湯が一つだけあるだけで、露天風呂というよりも休憩スペース、「整う」スペースのようです。

一つしかない壺湯には、ちゃんと温泉が注がれていて、温泉を独占して楽しめます。

「ホテルアーサーKITAHAMA BASE」はリニューアルをしたばかりなので、非常に綺麗で雰囲気が良く、さらに源泉掛け流しの温泉が楽しめることもあり、非常にコスパの良いホテルだと思います。また、別府駅からも近く、ホテルの周りには飲食店や「駅前高等温泉」などの共同浴場もあり、旅の拠点としてもおすすめのホテルです。