そして、温泉。

そして、温泉。

今までに訪れた全国各地の魅力ある温泉のことを記していこうと思います。      時々、マラソンのことも。

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灘温泉 六甲道店(兵庫県)

今回の温泉は2019年に初めて訪れ、2023年に再び訪れた兵庫県神戸市の温泉銭湯「灘温泉 六甲道店」です。

 

「灘温泉」は神戸市灘区に「水道筋店」と「六甲道店」の2店舗があります。ちなみに「水道筋店」へは徒歩約20分で行くことができます。

 

「灘温泉 水道筋店」の記事はこちら。

建物に入り、下駄箱に靴を入れて中へ。カギは木製で裏には灘温泉の刻印があります。受付で入浴料を支払い、中へ。

入浴料:大人(中学生以上)450円 中人(小学生)160円 小人(幼児)60円

営業時間:6時~25時

定休日:不定

脱衣所は少々狭いです。

無料鍵付きロッカーが完備され、通常サイズのロッカーだけでなく、縦長のロッカーもあるので、荷物が多くても大丈夫です。

 

いざ温泉へ!

灘温泉 六甲道店HPより

浴室はこんな感じ。

手前から天然地下水を使用したジェットバス、電気風呂があります。

灘温泉 六甲道店HPより

ジェットバスの横には温泉が使われている大人8~10人サイズの円形の主浴槽があります。

源泉掛け流しの温泉ではなく、循環濾過・消毒ありの湯ですが、消毒臭は感じません。

やや黄色がかった色をした湯は適度な温度(約42℃)に加温されているため、程よく温まります。

 

正真正銘!源泉掛け流しの温泉!

灘温泉 六甲道店HPより

浴室の奥には大人2人サイズの「源泉」という名の浴槽があります。

後ほど記しますが、湯は「源泉」の横にある「源泉かぶり」から滔々と新鮮な温泉が注がれ続け、加水・加温・消毒がされていない正真正銘の「源泉掛け流し」の温泉が楽しめます。

湯は黄色がかった透明で、無数の泡があるのが確認できます。

湯の温度は約31~32℃で、体を沈めると初めはひんやりと感じますが、しばらく浸かり、慣れてくると、心地良くなってきます。そして、気付いた時には無数の気泡に体が包み込まれています。

湯からは、ほんのりと鉄の香りや硫黄の香りがして、温泉感もしっかりと感じることができます。

泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性・中性・低温泉)

 

ずっと浸かっていたくなるほど、気持ちの良い湯ですが、浴槽が大人2人サイズ、いや大人2人だとやや窮屈なサイズなので、譲り合いながら利用しなければなりません。

続いて、浴室の一番奥から露天風呂へ。

 

ちょっぴり旅行気分

灘温泉 六甲道店HPより

露天風呂は旅館の温泉風情があり、ちょっぴり旅行気分を味わえます。

大人5~6人サイズの岩風呂風の露天風呂の横には打たせ湯もあります。

注がれている湯は循環濾過・消毒ありの湯ですが、内湯同様、消毒臭は感じません。

適度に加温(約41℃)されているので、じんわりと体が温まり、のんびりと寛ぎながら時間を過ごせます。

 

上がり湯は「源泉かぶり」で!

灘温泉 六甲道店HPより

先述の通り、「源泉」の横には「源泉かぶり」があり、ここに注がれた温泉が横の「源泉」に流れていきます。

この「源泉かぶり」には一番鮮度の良い温泉が投入されているので、白く泡立つほど、炭酸ガスの量も多く、温泉成分も強く感じられます。

温泉を満喫した後、上がり湯として、この「源泉かぶり」の湯をかぶれば、湯上がり後も温泉成分を保つことが出来ます。

 

冷温交互浴もおすすめ!

通常、冷温交互浴と言えば、「水風呂」を利用しますが、「灘温泉 六甲道店」は低温の温泉なので、「水風呂」ではなく、温泉で冷温交互浴が楽しめます。

 

「灘温泉 六甲道店」は街中にある銭湯でありながら、本物の源泉掛け流しの温泉が楽しめ、露天風呂では旅行気分が味わえ、さらには温泉で冷温交互浴もでき、これらを銭湯価格で楽しめるなんて!なんとも贅沢な銭湯でした。

 

おすすめ!温泉銭湯巡り

「灘温泉 六甲道店」から徒歩約10分で行くことが出来る「六甲おとめ塚温泉」も源泉掛け流しの温泉や露天風呂が楽しめる温泉銭湯です。温泉銭湯を巡る一日もおすすめです。

 

 

交通アクセス

🚃阪神本線新在家駅から徒歩約7分もしくはJR神戸線六甲道駅から徒歩約5分

🚙阪神高速道路・摩耶出口から約10分

🅿13台(無料)

 

 

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さんべ温泉 そばカフェ湯元(島根県)

今回の温泉は2023年に訪れた島根県大田市にある「さんべ温泉 そばカフェ湯元」です。

「さんべ温泉 そばカフェ湯元」は元々三瓶温泉 湯元旅館」として営業していましたが、2018年に起きた島根県西部地震で建物半壊の損害を受け、一時は廃業の危機もありましたが、見事、乗り越えて、2021年に「日帰り温泉」と「そばカフェ」という新たな業態で営業を再開しています。

 

三瓶温泉 湯元旅館」の記事はこちら。

島根県大田市観光サイトHPより

営業を再開してから初めて訪れます。

建物の横にある駐車場に車を停めて、中へ入ると、店内は北欧風なオシャレな空間が広がっています。カウンター席とテーブル席、奥には座敷もあり、ゆっくりと食事ができます。

島根県西部公式観光サイトHPより

店員の方に立ち寄り湯の利用する旨を伝えると、食事はどうするか聞かれます。

もちろん、温泉のみ、食事のみの利用もできます。

早く温泉を利用したかったので食事は湯上がり後に。

入浴料:大人600円 子供400円

立ち寄り湯の営業時間:10時~17時

カフェの営業時間:11時~15時 15時~17時

※ディナーは予約のみ

定休日:毎週火曜日

こじんまりとした脱衣所は、とても清潔感があり、簡素な棚があります。

無料鍵付きロッカーも備えられています。

扉を開けて、温泉へ。

 

いざ温泉へ!

浴室は内湯が3つあります。

まず1つ目の内湯へ。

左側に大人3~4人サイズの浴槽、右側に洗い場があります。

湯口からは源泉掛け流しの温泉が勢いよく注がれ、浴槽から溢れ出ています。

浴槽の縁や床はオレンジ色に染まり、温泉成分の濃さが感じられます。

早速、掛湯をして、オレンジ色をした湯に体を沈めます。

湯に浸かると、ふわっと湯底から湯の花が舞い上がり、よりオレンジ色が濃くなります。湯は加温されて、おそらく38~39℃ぐらい。

湯からは鉄の香りがして、温泉の色も相まって、非常に温泉感を強く感じられます。

「そばカフェ湯元」の温泉は、「三瓶温泉」の源泉から一番近いので、より温泉の良さを感じられるのかも。

泉質は含鉄(Ⅱ、Ⅲ)-ナトリウム-塩化物泉。

続いて、1つ目の内湯を通り抜けて、右奥側にある内湯へ・・・。

 

2つ目の内湯へ

こじんまりとした部屋のような空間に大人2~3人サイズの浴槽だけがあります。

(画像はピンぼけしています)

湯口は浴槽の中にあり、空気に触れていない鮮度の良い温泉が楽しめます。

こちらの内湯も体を湯に沈めた瞬間、ふわっと大量の湯の花が舞い上がり、みるみるうちにオレンジ色が濃くなっていきます。

1つ目の内湯と比べて、湯の温度が温めなので長くゆっくりと浸かれます。

そして、3つ目の内湯へ。1つ目の内湯を通り抜けて、左奥側にあります。

 

惜しげもなく注がれる温泉!

こちらの内湯は岩風呂になっており、以前、訪れた時と変わらず、ものすごい勢いの水流の音が聞こえてきます。

浴室に入ると、左の壁側に岩が組まれていて、一番上にある湯口から白い泡を立てながら、溝を伝って、「ゴワッゴワッ」と勢いよく、豪快に岩風呂に注がれています。

源泉かけ流しの湯が岩風呂から溢れまくり、排湯口で渦を巻くほど、すごい勢いで流れていきます。

そして、先の内湯同様、湯に浸かると、湯底に溜まっていた湯の花が大量に舞い、オレンジ湯の色がさらに濃くなっていきます。

個人的には3つの内湯の中で一番、温泉の質が濃いように感じました。

大きな窓から光が多く差し込み、外には緑豊かな景色が広がり、温泉に浸かっていると、とても癒されます。

湯の温度は約37~38度と温めで心地よく、温泉が注がれる大きな音を聞きながら、のんびりと温泉を満喫しました。

 

こだわりのお蕎麦

湯上がり後はカフェで食事です。

「そばカフェ」という名の通り、お蕎麦にこだわりがあり、地元三瓶で大切に守られてきた「さんべ在来種」のそば粉を自家製粉し、余すことなく使われた「三瓶そば」を食べることができます。

手打ちの十割蕎麦と、風味豊かな生わさびをご飯にのせて食べる「とり天セット(生わさびご飯)」を頂きました。

お蕎麦は風味が強く、細麺で、のど越し良く、とても美味しく大満足でした。

 

「さんべ温泉 そばカフェ湯元」へは営業再開後、初めて訪れましたが、「三瓶温泉 湯元旅館」時代と変わらない素晴らしい温泉がそこにはあり、「三瓶温泉」と「三瓶そば」の両方が気軽に楽しめるカフェに生まれ変わっていました。

 

 

交通アクセス

🚃JR山陰本線大田市駅からタクシーで約45分

🚙松江自動車道・吉田掛合ICから約40分もしくは山陰自動車道・大田中央三瓶山ICから約30分

🅿6台(無料)

 

 

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小屋原温泉 熊谷旅館(島根県)

今回の温泉は2023年に訪れた島根県大田市の旅館「小屋原温泉 熊谷旅館」です。

「小屋原温泉 熊谷旅館」は三瓶山の山間に佇む一軒宿で、秘湯感満載の温泉です。

立ち寄り湯の営業もしていますが、宿泊のお客さんが優先され、利用できない日がありますので、事前に問い合わせをしてから訪れた方が良いと思います。

旅館までの山道は細く、途中には「通行止」の看板が立て掛けられています。この道であっているのだろうかと不安に感じつつ、そのまま進むと、「全面通行止」の看板が見えてき、その横に旅館へ続く道があります。

旅館の周りには建物が何もなく、自然豊かな景色が広がっています。そばを流れる三瓶川からは、心地よい川のせせらぎが聞こえてきます。

建物前の敷地に車を停めて、中へ。建物の外観は良い感じで鄙びており、温泉への期待が自然と上がっていきます!

期待を胸に抱き、建物の中へ入ると、薄暗く、人の気配がありません。私以外の車が1台停まっていたので、誰かいるはずなのにな~と思いながら、少し待っていると、中から女性が出てきたので、とりあえず一安心。

立ち寄り湯の利用する旨を伝え、帳場で入浴料を支払い、初めて来たことを伝えると、とても丁寧に温泉の利用方法などを教えて頂きました。

 

3つの貸切風呂

「小屋原温泉 熊谷旅館」には大浴場がなく、4つの浴室(現在は3つ)があり、50分間貸切で利用できます。浴室は空いていれば、選んで利用できますが、時間内での他への浴室への移動はNGです。

入浴料:大人600円 小人300円

立ち寄り湯の営業時間:10時~15時

定休日:不定

※事前に確認が必要

鄙びた廊下を進むと、浴室の入り口が出てきます。浴室は廊下に沿って、4室が並んでいて、一番奥の浴室は利用できません。

一番人気は手前から2つ目の浴室なのですが、先客がいたため、手前から3つ目の浴室を利用しました。

脱衣所は1人で利用するには広すぎるほどの大きさで簡素な棚があるだけです。

貸切風呂なので利用時は中からカギを閉めます。

 

いざ温泉へ!

浴室には大人2人サイズの四角い浴槽があるだけで、露天風呂などはなく、ただ温泉だけを楽しむ空間が広がっています。浴室内は何とも言えない良い雰囲気が漂っています。

 

天然の炭酸温泉

早速、掛湯をして湯に体を沈めます。

湯にゆっくりと体を沈めると、ザバ~ッと勢いよく湯が浴槽から溢れ出ます。

湯の温度は36~37℃ぐらいの温めの湯で気持ち良く、鉄の香り、ほのかに硫黄の香りがし、湯の中では赤い湯の花が舞っており、温泉感をしっかりと感じられます。

湯に浸かっていると、無数の気泡が体中にびっしりとつきます。この気泡によって、ぬる湯ながら体がポカポカしてきます。

泉質は含二酸化炭素-ナトリウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

 

鮮度抜群の温泉!

湯口からは絶えず、透明の湯が注がれ、常時、浴槽から湯が流れ出ています。

加水も加温もされていない源泉掛け流しの温泉です。

鉄分を含む温泉は酸化すると、赤茶色に変化するのですが、「小屋原温泉」の湯は透明のままです。これは湯が酸化する前に新鮮な湯が次から次からへと注がれ続けている証拠で鮮度抜群の温泉と言えます。

温泉成分も濃いようで浴槽の縁や床は温泉の析出物でゴッテゴテにコーティングされています。

浴室内には湯が注がれる音だけが響き、他に何も聞こえない静寂の中で心地よい湯に体を委ねていると、時間があっという間に過ぎていました。50分では全然足りないぐらい素晴らしい湯、そして雰囲気、佇まい・・・。出るのが名残惜しいぐらい良い温泉でした。

 

一番人気の浴室

三瓶山温泉郷協議会HPより

ちなみに一番人気の手前から2つ目の浴室はこんな感じ。浴槽の縁がえらいことになっています。

「小屋原温泉 熊谷旅館」は素晴らしい泉質はもちろん、建物の鄙びた雰囲気を含め、是非、また訪れて温泉を堪能したいと思えるほど最高の温泉でした。まさに名湯です。

 

 

交通アクセス

🚃JR山陰本線大田市駅からタクシーで約30分

🚙中国自動車道・三次ICから約1時間20分

🅿20台(無料)

 

 

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