そして、温泉。

そして、温泉。

今までに訪れた全国各地の魅力ある温泉のことを記していこうと思います。      時々、マラソンのことも。

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地獄温泉 清風荘(現:地獄温泉 青風荘)(熊本県)前編

今回の温泉は2011年に初めて宿泊し、2015年に再び宿泊した熊本県阿蘇郡の旅館「地獄温泉 清風荘」です。

現在は「地獄温泉 青風荘」

「地獄温泉」は約200年以上前から湯治場として栄えてきた歴史を持つ温泉で、「地獄温泉 清風荘」は温泉が開湯した江戸時代から「地獄温泉」を守る老舗旅館と親しまれてきました。しかし、2016年に起きた熊本大地震とその後の豪雨による土石流で大きな被害を受け、建物の建て替えなど長い休業に入ります。そして、2019年に「すずめの湯」が復旧し、立ち寄り湯から再スタートを切り、2020年には宿泊も再開されました。屋号も「清風荘」から「青風荘」に変更され、現在に至ります。

現在は温泉のみ利用の立ち寄り湯の営業はしておらず、「日がえり湯治」という1日ゆっくりと過ごせるプランの営業になっています。料金等は下表の通り。

日がえり湯治の料金:

大人(中学生以上)2000円 学生(中学~大学生・専門学校生)1800円 小学生800円 小学生以下無料

※中学生以上はレンタル湯浴み・レンタルバスタオル付

※「すずめの湯」「元の湯・たまごの湯」「曲水舎(ライブラリー施設)」「山竃処(レストラン)」が利用可能

日がえり湯治の営業時間:10時~17時(最終受付15時)

定休日:毎週火曜日

今回の記事は10年以上前に訪れた時のことを記しています。

駐車場に車を停めて、建物へ。

 

秘湯感満載の趣きのある建物が見えてきました。

玄関には大きな「地獄温泉」の提灯が掛かっていて、猪の剥製が出迎えてくれます。

建物の中に入り、帳場でチェックインをして、部屋へ。

今回は「竹の間」という自炊棟へ宿泊。建物の外観、部屋は昭和の香り漂う、どこか懐かしい空気が流れています。

一旦、部屋で休憩後、まずは食事へ。

 

食事処「曲水庵」

食事は旅館内にある食事処「曲水庵」へ。

「曲水庵」は細川藩の水車小屋や古民家を移築して造られた建物で、大きな柱や太い梁が重厚さを感じさせます。とは言え、そんな堅苦しい雰囲気ではなく、どこ懐かしい古き良き時代の空気感がある落ち着く食事処です。

お湯地獄温泉 清風荘HPより

中は囲炉裏席が並んでいて、中央には水路があり、その水路から料理が流れてくるという仕掛けもあります。

 

「地獄会席コース」

料理は「地獄会席コース」を選択。鉄板で鹿肉、鴨肉や野菜などを焼き、同時に中央のお鍋で猪鍋が食べられる、何とも豪華なコースでボリューム満点、おなかも大満足な料理です。

鉄板焼き、猪鍋以外にも小鉢やお造り、さらにはデザートもついていて、もうこれ以上食べられないぐらいというぐらい、おなかいっぱいになりました。

食事の後はいよいよ温泉です!
「地獄温泉 清風荘」には「地獄温泉」の代表的な温泉「すずめの湯」、内湯「元湯」、男性専用露天風呂「露天岩風呂」、女性専用露天風呂「仇討ちの湯」、宿泊者専用貸切風呂「新湯」「貸切家族風呂」などがあります。

 

食事の後で夜遅くなったので、「地獄温泉」と言えば、やはり「すずめの湯」だろうということで、「すずめの湯」へ。

歩いて、「すずめの湯」へ。

左側に脱衣所と内湯がある小屋、右側に混浴の露天風呂があります。

地獄温泉 清風荘HPより

小屋の中は湯治場のような雰囲気で、脱衣所と浴室が一体になった大人3~4人サイズの内湯と、脱衣所は備え付けの棚に、いくつか脱衣カゴがあるだけの簡素なつくり。

この白っぽい濁り湯が満たされている内湯でも十分に満足できそうですが、外にある温泉から引いているお湯ということなので、ここでは掛湯代わりにサクッと浸かるだけにして、外の露天風呂へ。

 

いざ温泉へ!

露天風呂は闇夜にぼんやりと浮かぶ幻想的な雰囲気。

露天風呂は上の段の「あつめの湯」と下の段の「ぬるめの湯」に分かれています。

 

足元湧出の温泉!

まずは、「ぬるめの湯」へ。

ゆっくりと体を温泉に沈めます。

「ぬるめの湯」は6つに仕切られていて、それぞれ湯の温度が違うとのことでしたが、それほど大きく違いは感じませんでした。

 

灰色のお湯からは硫黄の香りが漂い、温泉感たっぷり。温泉がじんわりと体に染み込んでいくのが感じられます。

そして、湯底からはプクプクと新鮮な温泉が湧き出ていて、まるで地獄のよう・・・いや、地獄というより極楽です。

 

プクプクと湧き出るお湯を見ながら、のんびりと浸かる温泉時間は最高の一言。40℃ぐらいのぬるめのお湯が心地よく、あっという間に時が過ぎていきます。

泉質は単純酸性硫黄泉(低張性・酸性・温泉)

 

夜も更けてきたので、温泉を出ようと、上がり湯として「あつめの湯」へ。

「あつめの湯」は2つに仕切られていて、泉質は「ぬるめの湯」と同じで、硫黄の香りが漂う素晴らしい温泉。43~44℃と熱い分だけ、さっぱりとした感じのお湯です。

もちろん、足元湧出の源泉掛け流しの温泉。

温泉の素晴らしさはもちろん、薄暗い灯りの中で楽しむ温泉はとても幻想的で、本当に訪れて良かったと思い、旅の疲れが癒されました。

後編へ続く。

 

後編の記事はこちら。

danish.hateblo.jp

 

 

交通アクセス

🚃JR豊肥線立野駅からタクシー等で約25分

🚙九州自動車道・熊本ICから約55分

🛫阿蘇くまもと空港から車で約40分

🅿35台(無料)

 

 

 

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