今回の温泉は2012年に初めて訪れ、2019年に再訪した秋田県仙北市の宿「孫六温泉」です。

2025年にリブランドオープン
「孫六温泉」は秋田県の乳頭温泉郷の中でも山奥にあり、湯治場風情が漂う、まさに秘湯というべき温泉です。
1902年に発見、1906年に湯治場として開かれ、長らく営業をしていましたが、2022年に一時休業しました。その後、運営会社が変わり、2025年2月に立ち寄り湯、4月には宿泊の営業を再開、リブランドオープンをし、名称を「六庵」に変更し、よりプライベート感のある宿になりました。
現在の立ち寄り湯の入浴料等は下表の通り。
入浴料:大人700円 小学生以下400円
立ち寄り湯の営業時間:10時~15時(最終受付14時半)
定休日:毎週金曜日
今回の記事は今から10年以上前に訪れた時のことを記しています。

「孫六温泉」の近くにある「黒湯温泉」の駐車場に車を停めて、歩いて「孫六温泉」に向かいます。

途中に分岐が出てきます。「孫六温泉」がある左側の道へ。

しばらく歩いていくと、風情ある木造の建物が見えてきました。



まるで一昔前にタイムスリップしたような雰囲気が漂っていて、秘湯感が溢れ出ています。

建物の入り口横にある日帰り温泉専用の受付で入浴料を支払います。

本館から歩いて温泉へ向かいます。「孫六温泉」には男女別の「唐子の湯」、混浴の「石の湯」、混浴露天風呂、女性専用の露天風呂があります。まずは本館から一番近い「唐子の湯」へ。
「唐子(からこ)の湯」

扉を開けると、棚に脱衣カゴがあるだけの簡素な脱衣所があります。
そして、浴室へ。

天井が高い浴室は壁に木の板が貼られ、大人3~4人サイズの浴槽や床はモルタル造りで共同浴場のような渋さ全開です。
早速、掛湯をしてお湯に体を沈めます。
浴槽の底には板が敷かれていて、お湯に体を沈めると、その板の上にたまっていた湯の花がふわっと舞い上がります。
やや白みがかった透明のお湯からは硫黄の香りが漂い、優しく柔らかい浴感の温泉。
泉質は単純温泉で、もちろん、源泉掛け流し。

お湯はぬるめで浸かりやすく、景色は望めませんが、妙に落ち着く素朴な空間の中でゆっくりと温泉を楽しみました。
続いて、「石の湯」へ。
「石の湯」

「石の湯」は「唐子の湯」の裏側にあり、脱衣所の入り口は別ですが、浴室は一緒で混浴になっています。
脱衣所は「唐子の湯」と同様、棚に脱衣カゴがあるだけの簡素なつくり。

浴室への扉を開けると、小階段があり、浴室の半分側には名前の通り、大きな石がありますが、石というより岩か。こちらも渋い浴室です。

掛湯をして温泉へ。
お湯はやや白みがかった透明で、硫黄の香りが漂い、温泉感をしっかりと感じられます。お湯の温度はやや熱めで長湯は厳しい。
泉質は単純硫黄泉。もちろん、源泉掛け流しの温泉。

湯底は「唐子の湯」同様、木の板が敷かれていて、それが浮かばないようにするためなのか、漬物石が置かれています。
続いて、露天風呂へ。
開放感抜群の露天風呂へ
「石の湯」の湯小屋を出てすぐそばに2つの露天風呂があります。どちらも混浴となっています。

湯小屋のそばにある露天風呂は大人7~8人サイズと広く、ゆっくりと温泉が楽しめます。

パイプから注がれる透明のお湯はやや熱め。ほのかに硫黄の香りが漂います。

露天風呂から見た母屋。
続いて、もう一つの露天風呂へ。

こちらの露天風呂は川のそばにあり、目の前には渓流と山の景色が広がっています。

お湯に体を沈めます。
無色透明のお湯はぬるめで長湯が出来るので、のんびりと景色を見ながら温泉時間を満喫できます。
泉質は単純温泉。

本当に静かなロケーションで、聞こえてくるのは湯口から流れる湯の音だけ。心地よい静けさ、目の前に広がる絶景を見ていると、心と体が開放されていくようでした。
「孫六温泉」は秘湯という言葉がぴったりの温泉で、とても素晴らしい温泉でした。リブランドオープンをして、どのように変化したのか楽しみです。また、近いうちに訪れたいと思います。
「孫六温泉」の近くにある温泉
交通アクセス
🚃JR田沢湖駅からバス等で約1時間
🚙東北自動車道・盛岡ICから約1時間20分
🅿約15台(無料)
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