今回の温泉は2009年に訪れた秋田県小坂町にある「奥奥八九郎温泉」です。
「奥奥八九郎温泉」は秋田県の山奥、国有林内にある「野湯」です。
1970年代に行われた鉱山調査の際に噴出した温泉で、源泉の湧出口からは、二酸化炭素を含んだ温泉が噴き出しているため、「天然のジャグジー」と言われています。
「奥奥八九郎温泉」は山奥にある温泉なので、行く道の途中からは狭い林道に入ります。そして、未舗装の道が続き、本当にこんなところに温泉があるのか不安になりながら進みます。
しばらくすると茶色く変色した地面と湯気が見えてきます。
道のすぐ横にある一帯は広場のようになっていて、水たまりのようなものがいくつかありますが、よく見ると温泉で、いわば「天然の露天風呂」です。
野湯なので、脱衣所などはなく、適当に道端で着替えます。
そして、いよいよ温泉へ!
これぞ!天然のジャグジー!
早速、湯がボコボコと湧いている場所に浸かります!
天然炭酸ガスが凄まじい勢いで湯底から湧いてきて、その凄まじさから、地球のエネルギーが感じられて感動します!
炭酸ガスが湧いている場所の周りは温泉の析出物でコーティングされていて、温泉成分が濃いことがわかります。
ボコボコと湧き出ているその様は、まさしく「ジャグジー」で泡が気持ち良く、ずっと浸かっていたくなりますが、湯の温度が少し熱めということと、温泉成分が少し強いので長湯は出来ません。
ですが、このメインの場所からいくつか湯が流れていて、その場所は炭酸ガスが湧いてませんが、ちょうど良い湯加減になっていて、のんびりと浸かれました。
私が訪れたのは秋ごろだったので、周りの山々は紅葉していて、綺麗な景色を見ながらそして、地球のエネルギーを感じながら、浸かる温泉は最高でした。
私にとっては人生初の「野湯」だったので、非常に思い出に残る温泉になりました。
交通アクセス
🚙東北自動車道・小坂ICから約40分
🅿野湯なので専用の駐車場はありませんが、近くに適当に停められます。