今回の温泉は2019年に訪れた鳥取県三朝町の共同浴場「三朝温泉 株湯」です。
世界屈指の放射能泉
「三朝温泉」と言えば、世界屈指の放射能泉で、高濃度のラドン含有量を含んでいることで有名な温泉地です。
ちなみにラドンとはラジウムが分解されて発生する弱い放射線のことで、体に浴びると新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まります。この効果を「ホルミシス効果」と言います。
「三朝温泉」の名前の由来は「三度目の朝を迎えるころには病が治る」と言われたからだそうです。(諸説あり)
三朝温泉のシンボル
三朝町には三徳川という川が流れており、その河原には三朝温泉のシンボル的な石造りの混浴露天風呂と足湯があります。
どちらも無料で利用出来ますが、露天風呂の方は脱衣所も含め、周りから丸見えなので女性にはハードルが高い温泉だと思います。
「三朝温泉 株湯」は三朝温泉の発祥の地と言われ、約850年以上の歴史があります。
敷地内には無料の足湯と飲泉場があります。
建物中に入ると券売機があり、入浴チケットを購入し受付で渡します。
夜遅くまで営業しているので、三朝温泉内の旅館に泊まり、外湯巡りで入湯するのも良いと思います。
いざ温泉へ!
浴室には3~4人サイズの石板つくりの四角い浴槽が一つだけというシンプルなつくり。
浴槽の下から温泉が出ており、湯量は多めで浴槽からオーバーフローしていました。
源泉かけ流しで加温加水消毒なしの鮮度の良い温泉なので湯の花も舞っていました。
湯の色は透明で、匂いはほぼ無臭。
掛湯をしっかりとして、ゆっくりと足先から温泉に浸かります・・・。
湯がとにかく熱い!
ところが・・・熱い!熱い!熱い!
ダチョウ俱楽部の熱湯風呂に浸かったことはないですが、熱湯風呂のようにめっちゃ熱い!
それもそのはず、湯温が約45~46度あり、とても熱くて、なかなか浸かれません。
気合を入れて湯に身を沈めます!
最初は熱いだけでしたが、2度3度と繰り返し、浸かると体が慣れてきて、気持ちよくなってきます。
とはいえ、あまり長湯は出来ませんでしたが、泉質が単純弱放射能泉なので、温泉に浸かれなくても湯気を吸いこむだけでも体には良さそうでした。
とにかくお湯が熱いので出たり入ったりを繰り返しながら温泉を楽しみました。
熱い温泉が苦手な方はやめておいた方が良いですが、三朝温泉に来た際はせっかくなので、先述の「河原風呂」もしくはこの「株湯」を訪れることをおすすめします。
三朝温泉は「株湯」のような共同浴場もあり、「旅館大橋」のような国登録有形文化財に指定されている建築物を有している旅館があったり、昭和天皇がご宿泊された「依山楼岩崎」という由緒ある旅館などもあり、また、街並みもレトロな雰囲気がある落ち着いた温泉地なので旅行先としておすすめです。
交通アクセス
🚙米子自動車道・湯原ICから約1時間
🅿約15台(無料)